なかなか涼しくならず、読書の秋という気候ではなかったですが、ようやく秋めいてきました。


書架の整理をしていたら、伯父鈴木史楼の著書『百人一書』『書のたのしみかた』が出てきました。




伯父は、書道史・書道評論家で、専門書を多く書いてきましたが、この2冊は一般の方々に書に親しんでもらいたい想いから、当時、新潮社から出版されました。


この『書のたのしみかた』を執筆し、病床で校正を終えた直後、伯父はその生涯を閉じました。


刊行当時、自分の仕事や研究に追われていた私は、じっくりとは読み込まないで2冊を書架へ。


長い月日が経ってしまいましたが、この秋、最初の読書の本として、読み進めています。


若かりし頃、祖父の書道団体を母が継いだこともあり、私も書道に打ち込み、毎日書道展などにも出品して研鑽を積んでいたことがありました。結局、孫世代で書道をしていたのは私だけでしたが、私も歴史学の道へ…。

筆はごくたまにしか持たなくなっていました。


子供達も大きくなり、自分の時間が多くなってきた今、じっくりと伯父の著書を読み、また筆を持つ時間も増やしていきたいなと思っています(目下ガラスフュージングに夢中ですが滝汗歴史学の勉強もしていますよ←言わないだけで。夫が研究者なので、学界最新ネタは入ってくるのでウインク)