御礼参り と 托鉢の布施の作法 | 日々是好日

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移ろいゆく季節の中で感じたことやできごとなど。

 

年の瀬

 

今年一年の御礼参りや

 

新年のご挨拶などの

 

準備に忙しくもあり楽しくもあり

 

日本ならではの風習にも

 

ありがたいなと感じます









午前中


次女照れとテニス部技術向上祈願で


お世話になった道成寺さんへ






仁王門の力士像は立派です





 

 

 

ふと

 

神社仏閣に参拝する時や街角などで

 

托鉢僧をお見掛けした時

 

御布施をする時の作法って?

 

と思いました

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

托鉢とは

僧侶が鉢(お椀のようなもの)を

手に持って外を回り

金銭や食料などをいただく行為

 

 

目的は

1.生活の糧をいただくこと

2.善行・修行のため

施主が

布施という「与える行為」をすることで

功徳を積む

僧侶と施主両方の修行になる

 

 

托鉢中の僧侶は御礼を言わない

布施とは喜捨とも呼ばれ

喜んで捨てるとは

執着を捨てるということ

すなわち

施主が布施行をするための手伝い

と捉えられ

お互いに礼拝するのが望ましい

 

 

御礼のあり方

現代では托鉢の本質を

理解されにくいこともあり

御礼を述べる僧侶もいる

 

一般的には僧侶は

施財の偈(せざいのげ)」

という短いお経を唱えて礼とされる

 

財法二施(ざいほうにせ)
功徳無量(くどくむりょう)
檀波羅蜜(だんばらみつ)
具足円満(ぐそくえんまん)
乃至法界(ないしほっかい)
平等利益(びょうどうりやく)

 

物や教えを施したりすることは

はかり知れない功徳を生む

施主には満ち足りた想いが宿るでしょう

施しによって生まれた功徳は

世界をよりよいものへと

変化させていく

 

 

 

 

 

 

御布施ということは

 

そのような意味なんですね

 

特に仏教では「執着」をいかに捨てるか

 

重きを置かれていますね

 

 

 



私には


遠い道のりです



 

 

 

 

 

参考記事

 

禅の視点