これまでのお話
2023年、10月に実家を売却したことで、母の資産は増えた。
売却前にある銀行に口座を作って、そこに売却利益を入金した。
この口座を作るのも、結構大変だった。
母を銀行連れていき、身分証を出し、どんな目的で口座を作るのかを書類に記入したと思う。
また、新しい口座は通常はオンラインになっているが、母は年齢が高齢で、その時はスマホをもっていなかったので、紙の通帳を作ることができた。
審査に通り手数料なしで紙の通帳が作れて良かった。
なんか、紙の方が安心する。
今、口座を開設するのも大変なんだと気がつく。
もし実家じまいを考えている方がいるのなら、土地家屋の所有者がお元気なうちが良いと思う。
当時、普通預金は10万円を10年間預けて100円ほどの利息が付くという感じだった。
母の資産もそんな金利で増えていく予定だ。
悲しすぎる・・・
実家を売却した利益の価値は普通預金に入れておいても、インフレでどんどん減っていく。
かといって、定期貯金も大して変わらない。
で、その頃、YouTubeでとても推奨していた、米ドル建て一時払い終身保険をやってみようかと考えた。
母の懇意にしている保険会社さんに計画書を作成してもらう。
母の今後の生活のために一部の現金を残して、残りをこの終身保険にしてみたらどうかと検討した。
もう一年近く前の事なので詳しくは思い出せないが、母が勧められたのは、
「90歳まで加入できて、10年解約しなければ1.5倍の金額になる。」
という計画書だったと思う。
20年解約しなければ2倍になるだったかな。
詳しくは忘れたけれど、とにかく普通預金に預けておくよりはずっとずっと良いように思えた。
その頃はまだ円安も始まったばかりで、今よりは楽観的だった。
また、米国株がとても好調で、円安であっても利益は十分見込めた。
専門的なことは分からないので、情報がざっくりしていてすみません
色々YouTubeも見た。
良いと思う部分もたくさんあった。
でも、もし数年後に母にもしものことがあった場合、保険は解約となり資産は元本割れする。
5年後、つまり母が95歳になれば、その頃からは元本割れは免れそうな感じだった。
ただ、毎年毎年、母の寿命と終身保険の受取金額のことを考えつつ暮らしていくのは不謹慎ではないかと思った。
それに母のお金なのに、保険にした分は母は使えない。
それも理不尽だと思った。
母が自分の資産を、いつでも使えるようにしておいた方がいいのではないかと考える。
そんなわけで、この保険はどうかな~、と思ってしまった。
米ドル建て一時払い終身保険のことを、2023年秋は、様々な専門家が推していた。
ただ、今はどうか分からない。
というわけで、我が家は米ドル建て一時払い終身保険を契約することはやめた。
実家を売却した資産は、そっと母の銀行の口座に据え置かれた。
ああ、なんか落ち着かない
そんな大金持ったことないから、早く安全な場所に移さないと気が気じゃない。
そっと誰にも言わず、通帳とカードを保管していた。
あの頃はとても緊張していた
(その資産は現在は移動して手元にありませんので、ご安心ください。)
今は全ての対策が終了したので、ブログに書くことができるようになった。