これまでのお話
母屋の片付けもおおよそ終わり、後は贈答品や日用品が大量に残った。
家族や親戚で少し分けたが、まだまだたくさん残っている。
そこで、一か八かガレージセールをすることにしてみた。
荷物を仕分けて値段を付ける
チラシも作ってみた。
まず、興味ありそうな近隣に住む友人何人かに連絡を取ってみた。
来てくれそうだった 
中学時代のLINEにもメッセージしてみる。
あまりにも久しぶりで怪しかったが、いくつか返信があった 
弟も中学時代の同窓会LINEにメッセージを送ってくれた。
そして、な、なんと、
解体業者さんもご家族や知人に呼びかけてくれた 
あ、ありがたい
なんて、いい人なんだ。
そして当日を迎えることになる。
誰か来てくれるのかな
ドキドキである。
天気は良い 
早めに会場に来て待機した。
弟と夫も応援に来てくれた。
どうなることかと、ハラハラしたが、
な、なんと、
開店前から車が敷地に入ってくる。
テニスコート６面分ある敷地である。
車は停め放題である。
いくらでも来ていただいてOK 
開店前から、４台くらいの車が停まった。
開店間近になると、どんどんと人が集まってきた。
玄関を開けると同時に、人がたくさん入ってくる。
思いがけない人が、どんどん来てくれる
弟の同級生もたくさん来てくれた。
私の友達だと女性ばかりだが、弟の友人なので男性が殆どだった。
そして男性の視点から選んだ思いがけない物を買ってくれる。
工具とか農具、木の箱や大物の陶器など、
女性では買いそうもないものを買ってくれた。
あ、ありがたい
弟の同級生のある先生的な人が、ご自身の多くのお客さんにLINE連絡してくれた。
それで、その後もその先生のたくさんのお知り合いが来てくれた。
友人が自分が入っている手作りサークルの人たちをたくさん連れてきてくれた。
反物や小物、食器がはけていく。
解体業者さんちの近所の人や、ご家族も来てくれた。
色々、ジャンジャン買って下さる。
「古い型のシーツや布団カバーなんて売れっこない 
」と思っていたが、
「そういう古い型でないと使えない。」という人が全て購入して下さった。
えー、ホントにありがたい 
そして、捨てようと思っていた古い桐のタンス。
桐のタンスって最近人気だとは知っていたけど、うちのはそんなにいい物ではない。
それに相当古い。
さらに、賃貸マンションとアパートには決して要らないものだ。
なので、解体業者さんに引き取ってもらう予定だった。
しかしそれは結構人気があり、売り物にしてなかったが、「是非に。」と言って下さる人がいた。
２棹あったが両方ともある程度の金額で引き取ってくださった。
ありがたい
母屋の中は人でいっぱいになった。
永いこと連絡を取っていなかった友人も来てくれて、母屋は同窓会のようにだった。
うれしい
初日に多くの人が来てくれた。
２、３日は少数の人がゆっくりお茶をしていってくれた。
２日目に来たある人がいう。
「カーテンもらってもいいですか」
え カーテン 
実は母屋のカーテンは割と新しいのだが、その時住んでいたマンションにも、母のアパートにも合わず、「捨てるしかないか。」と思っていた。
もらってくれるのなら、本当にありがたい
カーテンは結構捨てる方法が厄介だったし・・・。
是非に、とお願いした。
その方は、母屋にあった人寄せの食器やお椀セットも引き取ってくれた。
また、玄関にあった、母が買い過ぎた長靴２足も引き取ってくれた。
長靴も賃貸生活では使わない。
思いがけないものが、どんどんとはけていって驚いた。
人の感性や好みって色々なんだな、と思った 
殆どの物が売れてしまった。
本当に良かった
ガレージセールに来てくださった方々、
本当にありがとうございました
懐かしい友人、同級生にも会えて良かった。
本当にありがとう
心配していたが、ガレージセールは大盛況のうちに終了した。
母屋は本当に空に近くなった。
後は、ゴミ処理場に出せなかった大物を数点、引き取り業者さんにお願いすることになる。
