イメージ 1

親世代は 「夫にゴミ出しをさせるものではない」 という思いが染みついているのか、

これまで父は基本ゴミにはノータッチ、母がすべて担っていたようです。

でも、母が入院中ではそんなことは言っていられません。

私の独断で 「お父さん、ゴミ出しはお願いね」 と役割を決めました。

(娘は遠慮がありません 笑)

そして、ゴミの分別とゴミ出しは父の仕事になりました。


実家のある自治体はゴミの分別が細かく、慣れない私は戸惑うことばかり。

市から配布された 「ゴミ分別」 の冊子を見ながら、父とともに四苦八苦。

紙は普通のものと段ボールは別、プラスチック容器も食用と食用以外を分ける、

ビニール、ビン、缶、ペットボトル、それぞれに細かく分別、

その面倒なことといったらありません。


「お父さん、ゴミ出しというのは、仕分けやゴミ箱を集める作業も含まれるのよ。

すべてお願いします」


私がこう言ったのが効いたようです。

父は分別冊子をくまなく読み、仕分けを覚え、完璧に仕分け、その几帳面なこと!

紙は角をそろえて束ねる、段ボールは大きさをきちんとそろえて、まるで新品のよう。

燃えるゴミなど袋の隙間がないよう考えながら詰めて、本当に無駄がありません。

元来几帳面な父は、私が適当に放り込んだゴミも、もう一度詰めなおす念の入れよう。

父のガラクタを (私がガラクタと認定したもの 笑) そっと捨てるつもりだったのに、

それが見つかり回収されたことも……

私が帰る頃には 「仕分けマイスター」 と呼びたくなるほどの職人芸に!


男性のこだわりってすごい、一旦ハマったらとことん突き詰めます。

これで、母の負担も少なくなるでしょう。

お父さん、頑張れー!



『ボレロ』 ブログ村、ナイス! 応援ありがとうございます。

創作の励みになります。