やぁ、みんな。
ファイントゥディ!!
人間、大きな勝負に勝つと、人間的に大きくなるもんです。
そりゃ、デカけりゃいいってもんじゃないと、世の女性陣は言いますが、
男としてデカイっていうことは、価値の基準のひとつであります。
まぁ、何の話かって言うと、毎度の釣りの話なんだけど、
デカイのを仕留めたので、自慢しようということなんですわ。
謙虚に振舞うのが人間の正しい生き方だと信じて疑わないのですが、
釣りの自慢なんて、誰の迷惑にもならないし、
無理やり聞かせてないし、
誰も呼んでくれなくてもいいから、ここにそっと書き残しておきたいっていう
俺のセンチメンタルなんだから、
自慢話でいいんです。
さぁ、俺の自慢を聞きたいナイスガイ(読者は女性だけだと信じてます)よ、
先に進むがいい。
ということで、久々の大物ゲット。
俺のホームグランドの葉山森戸海岸の手コキボートで・・・
おっと失礼、手こぎボートで、大海原にぽっかり浮かんだちっぽけな俺が、
打率3割くらいの釣果を残せる素敵なポイント。
曇天で凪。絶好の釣り日和であります。
手前船頭の手こぎボートが大好きなんです。
乗り合いの釣り船は、
自分、釣る気マンマンっす!
ってノリがイマイチ俺の趣旨に合わない。
まぁ、釣れたらラッキー。
程度のノリがいいね。
そろそろ、マイボートが欲しいので、宝くじ当たらないかしらん。
そんな俺の殺気の無さが、今回の釣果を生みました。
で、何が釣れたかというと、この春の大本命、
アオリイカ
昨今のエギングブームが、年々熱くなり、
もはや定番になってきたので、
流行りモノ嫌いの天邪鬼な俺も思い腰をどっこいしょ。
前回の三崎港雪辱戦のリベンヂというわけです。
朝6時に出廷。
ポイントまでは曳き船してくれるので楽チン。
ポイントには既にズラリとエギンガーのボートが浮かぶ。
カップル、親子連れ、初心者からベテランまで、大賑わいの葉山沖。
こんなハイプレッシャーな状況だと、そりゃ釣れませんよ・・・
ボート屋さんのお兄ちゃんが
「たくさんいるけど、相当スレてるよ」って言ってたけど、そりゃそうだな。
刻々と時間が流れ、
空にはトンビがのどかに「ピーヒョロロ」と舞う。
前日深夜まで収録して、始発の電車で来たもんだから、
穏やかな陽気と、船の揺れで、
別に釣れなくてもいいやぁ~
と、眠気100%、殺気0%になったとき
ドゴン!!
明らかに、根がかりじゃないのに、根がかりと同じ手応え。
ははぁん、これが噂に聞くアオリイカが『乗った』状態だな。
ということで、冷静に大きくアワセを入れる。
ズン!
合わせを入れたつもりなんだが、ただ重いだけ。全く動きません。
やっぱり根がかりかなと思った瞬間・・・
ぎぃぃぃぃぃぃぃ
全身が引っ張られ、ドラグが威勢のいい音を上げる。
たぶん、ボートの向きも変わったと思う・・・
おっ、重い!
安物のロッドが大きく弧を描く。
もう、心臓がバクバクしちゃうもの。
エギは針に返しが付いてないから、
テンションを絶対に緩めちゃいけないから、
ポンピング出来ないから、
そりゃ、大変ですよ。
例えるなら、巨大な海草に根がかりして、それをなんとか引き抜いて寄せる感じ。
それが時たま、
ぶしゅー
って、ジェット噴射するんだから、エギングって楽しいわ。
これだけ流行るのも納得であります。
ということで、人生初アオリがこちら↓
じゃーん、立派なアオリイカです。
単独釣行の辛いところは、
釣り上げた獲物との最高の笑顔が写真に収められないこと。
これだと獲物の大きさがイマイチ分からないので、何かと比較しよう。
タモの直径が50cmくらい
エギの長さが15cmくらい
ってとこでしょうか。
いやぁ、バケモノっすよ。
エギングは、キロアップって言って
1kg以上の獲物は大物扱いなんだけど、
こいつは超弩級なアオリイカですぜ。
陸に上がってボート屋の兄ちゃんに計測してもらったら、
なんと、2.3kg!
上げるまで5分くらい掛かったと思う。
(まぁ、アングラーズ・ハイなので、時間も手応えも、話半分だろうがね)
ランディングの時、あまりにハイになっていたので、
お約束のイカスミ攻撃を、もろに喰らってしまい、船内墨だらけ。
マンガみたいに顔射されなかったのが幸いなり。
煙幕でモタついて、バラしたら墨掛けられ損だわ。
と焦りつつなんとか御用。
腕はしびれ、興奮で全身武者震い。
いやぁ、貴重な経験でした。
そんな体験をさせてくれたアオリイカ。
一人じゃとても食べきれないから、姉の家に持ち込み、
実家から両親を呼び、合計7人でイカ祭り。
・お造り
・イカソーメン
・ゲソの唐揚
・バター醤油ソテー
イカ類の中でも最高の甘みといわれるアオリイカ。
マジ美味かったっす。
こんなに大勢の人間が心から美味しいって喜んで食べたんだから、
そんな目で見るなよな・・・