マンションにはやってきたけど、実際には16時とかに来てに競合するコンビニ
を見てきたらしい。 その担当者の話。割と率直におっしゃる人で、
『品揃え(弁当などの日販品の導入)や、電子決済、新聞雑誌の導入などで
今のやる気のない店舗よりはよくなったというのは演出可能であるが、
圧倒的な売上アップは困難で、現行の1時間あたりの補助コスト2000円
を桁違いに少ないところまで削減することは不可能』 と。
客単価300円程度の店に、現行1人あたり約300円を投入しているということ
で、現在売上~補助。100円の売上のために100円の赤字がでている状況では
旧国鉄の赤字路線と変わらない。2倍程度に時間あたり売上をアップした程度
では、まだまだなのは明らかです。
家賃でも貰えとまではいわないまでも、光熱費程度払ってもらって、人件費
補助がいらなくなるくらいになるには、どの程度売上がアップしないかという
という例として、”普通のコンビニ”の場合で話してくれたのが、
通常のコンビニの1日売上・床面積あたり売上の話:
ー 普通の大手コンビニの売上は、24時間営業で40-50万円が採算点である。
1時間あたり2万円。
近所の2箇所のコンビニは16時など需要期の手前に50個とかの弁当が
配られてきていることから、1日売上はともに60万円級。
(30個だと採算ぎりぎり、20個だとそのうち閉店と見込むそうです)
非常に強気の仕入を行っていて、駅にうちのミニショップより近い
こともあって短期的に閉店してくれそうには思えない。
- 小型店舗の場合には床面積あたりの売上も考慮する必要がる。
床面積1坪あたりの1日売上は1.5万程度で、駅のホームにでもない
限り、それをはるかに超える売上は期待しがたい。
うちのミニショップは9坪程度しかないのでかなり理想的な条件
で1日フルに営業しても15万はいかないだろう。
現行の半日営業で3万円というのは、よくやって2-3倍まで
しか改善余地はない。
- 品揃えをよくしても一人あたり平均売上は500円。上記売上の
達成には1日で1000人の集客を必要とする。
(既に大手系列だけで5万店ってことは人口2400人に1つまで
コンビニは増えているわけで、最近閉店が多いのも数字をみると
シビアなものですね)
結局、ミニショップは9坪と狭すぎて、マンション内だけに開かれた
(セキュリティエリア)の中にある店舗としてわずか1700人の客だけを
相手にするには、時間に比例して、店員の雇用コストをほぼ負担して
もらうスタイルしかありえないでしょうとのこと。
いくら現行のミニショップの品揃えはいけてないし、採算の要求に対して
改善の努力も全く見られないとはいえ、契約会社を変えただけで
劇的に客数や客単価を改善できる見込みがないのであれば、
組合からの補助を削減するには、開店時間のほうを減らすしかないでしょう。
13時間という開店時間を、2人でオーバーラップをとりながらずーっと
オープンし続けることに無理があるんですから、8時間労働1時間休み
で9時5時のお店にしてしまえば、1日には1人雇うだけですみますから
雇用コストは半減できそうには思えます。 ついでに平日の真ん中あたり
に定休日程度は作ってもいいかもしれない。
これだけで年900万の負担が半分に減らせるならかなりお得感
(というより捨ててるお金が少ない感覚)はでてきまます。
実際に、1時間ごとの顧客分布を、平日・土曜日曜とわけて調査する
一方で、窮状を住人の人に訴えて、”どの時間は閉店しても苦にならないか”
の意識調査を行うことになったのでした。
アンケートをとってみると、”Webページ”で回答されたものと
”紙”で回答されたものの分布がまるで違っているのに気がついたのは
このときなんですが、これはまた次回で。
よかったら、ぽちってください。別にやばいことは何もおこらなくって
マンション管理の人気ブログリストです
↓ ↓ ↓ ↓