月の灯りが淡く照らす世界に
ガラス細工のような蝶が舞ってた

それはまるで
花に恋した
かわいそうな想いの羽だった

星と星の間を遊ぶように舞う
ガラス細工の羽の蝶が舞ってた

それはまるで
無くした恋を
探して泣いてるようだった

夜を優しく包む朝の匂いに
壊れそうな羽の蝶が舞ってた

やがて花に
寄り添うように
幸せな顔で眠る蝶がいた

もう自由に
飛べないけど
想いは今も月の灯りを浴びて


花は枯れてやがて銀に染まる時
雪の中を静かに舞う蝶がいた

雪のように淡く
透き通る想い
それはまるで
花を愛してしまった悲しい蝶のように
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