秋になると思い出す

ココロはあの日の

秋空のようで

あかね色の空に

重なり合っていく


思い出すのは

黄金色の田んぼの小道

赤トンボと帰る道


忘れていても またこの道を

通るたびに 懐かしい

母の手に引かれながら

帰った あの日

今でもまだ 覚えてる

温かい その温もりを


疲れて帰る 電車に揺られ

駅を降りた改札口に

赤トンボがフワフワと

迎えに来たように止まってた


空へまた飛び立ったあと

疲れた私のココロの中に

小さな秋空をくれた

帰り道 ココロは茜色
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