どうしても、今日9月5日に書きたい。

 

それは、棟方志功生誕120年のスペシャルな日だから。

 

 

 

棟方志功は、世界の版画家として知られているんだけれど

青森育ちで棟方志功といえば・・図工。

小学校1年生からある版画の授業。

 

毎年、知らぬ間に、版画コンクールに作品が出される。「棟方志功賞版画展」で【棟方志功賞】というものがあった。

 

当時、版画で金賞を獲った!という記憶はなく、

けど「棟方志功」は小さい頃から聞きなじみがあった。

 

でも、今までどんな功績を残してきたかまで、分かっていなかった。

 

2022年9月

棟方志功記念館を訪れる機会があり、

初めて、棟方志功記念館へ訪ねた。

 

庭園が美しかった。

 

 

 

青森市内にこんな庭園があるなんてびっくりだった。

 

 

そして、筆塚を拝見した。

使えなくなった道具を供養するために作られたもので

鎌倉のアトリエから移設したものだった。

 

そして、館内に入ると太い筆があって・・

小学校〜中学校3年まで8年

毎週習字教室に通い、墨の香りを嗅いだ。

心の奥で眠っていたような想いが彷彿した。

 

 

 

 

 

 

 そこから、棟方志功ワールドを少しずつ知ることになった。

 

版画を板の声を聞くということで

「板画(はんが)」として用いていること。

 

四国の巡礼が寺に納める回礼のように

作品には願いを込めて「柵」と名付けた。

 

目標とする帝展に入選するまで

青森に帰らないと誓い、

実際お父さんが亡くなっときも青森には帰らず、

5回目の挑戦で、帝展に入選。

約束を果たしてから青森へ帰ったエピソードを知り棟方志功の情熱を感じた。

 

自分の道を信じて突き進んだ棟方志功。

そして、21歳で上京した棟方志功は

幅広い交友関係が印象的。

 

民藝運動の柳宗悦らと出会い、

作品を見出してもらえたり、

岡山県倉敷の大原家と交流を持ったりと、

人との巡り合わせを大切にしているのが感じられた。

 

さらに、病気の友人には元気になるように

力強い筆で作品を贈ったり、

新居を構えた壁には、

生命力が感じらる紺碧色の鷹を2日かけて描いたりと

なんだか、とてもエネルギッシュな作品に

溢れているのです。

 





作品を見て、感じるということは、

現在も、過去も繋がっていて

感じている今の感覚は、時空を超え、

同じことだと思う。

 

棟方志功の作品は、見ていて嫌な感じがしない。

とてもチャーミングで、

壮大な宇宙が広がっていて

まっすぐで素直で。

 作品に触れるのが、面白いのです。

 

今年は、生誕120年で開催されている大規模回顧展

「メイキング・オブ・ムナカタ」が開催中!

 

時代に沿った棟方の作品が垣間見られます。

戦時中は、板も不足していたようで

とても小さな板に彫っていたり、、。

 

それに反するかのように、これでもか!!

という迫力満点の巨大作品がいくつも見られました。

ダイナミックで、ときに愛らしい棟方志功作品。

きっとこれからも多くの人に、

愛され続けられるのだろう。

 

棟方志功のように、

安堵の渦の中、好きなものをそばに感じながら

日々を積み重ねていけたらいいな。

 

大好きなものに囲まれている棟方志功。

 

手帳ぎっしりのメモ!

 

 

モチーフがかわいいフレークシール目がハート

 

「華狩頌」

「けものを狩るには、

弓とか鉄砲とかを使うけれども、

花だと、心で花を狩る。

きれいな心の世界で美を射止めること、

人間でも何でも同じでしょうが、

心を射止める仕事、

そういうものを、いいなあと思い、

弓を持たせない、鉄砲を持たせない、

心で花を狩るという構図で仕事をした」

 

美を追求し続けた棟方志功。

東京では、「メイキング・オブ・ムナカタ」が

10月6日から12月3日まで東京国立美術館で見られるようです。


そして、今年は、棟方志功も愛した宿で

年末の100個の感謝を書きたいと思っています!

400年の歴史あるお宿。


棟方志功が静養として利用した宿は

滞在中制作意欲が湧き、宿に置かれた作品も見られるようです。


念願の手帳合宿📓青森です😍🍎


美味しい宿のご飯を食べながら

9本の自家泉源から湧き出る湯は、

単純温泉で美白効果もあり、湯冷めもしにくいんだそう!

源泉掛け流しの温泉で身も心もゆるませ、

寛ぎながら、2023年を振り返れたらなと思います❤️