庭のアイリスがピンと背伸びする頃

5月は、色とりどりの花を愛でました。




母の日には、金子農園さんの芍薬。



義母のお庭には、今年も大ぶりの牡丹。


ご近所さんのオープンガーデンへお散歩♩

毎年、色とりどりの花々に気持ちが浄化される。


庭はブルーベリーの花が🫐💙

花は白いのね!


小学校の頃、担任の先生が趣味で集めていた

押し花。牛乳パックを濾して作ったしおりに

心躍ったことを思い出し、ノートに挟めてみました。 


そして、お天気の良かった今日は、

行ってみたかった太宰治の生家

「斜陽館」に行きました。


太宰治は、「走れメロス」は教科書で出たり

小学校の学習発表会で劇をしたり、

度々出会ってきた。


小学校低学年の頃、

地元の有志で作った劇団(ほぼおじ様方)に入り、

高齢者施設への慰問をするボランティアをやっていました。

そのときの題材が「津軽」

タケとの再会だったんだと思うんだけれど、

太宰治の幼少期の修治役をしました。


母の役割をしていたタケの存在が、

私の心の隅にも根強く残って、

たまにふと、思い出していました。


自らの人生を振り返った「人間失格」。

文がなかなか自分の中に入らず、

以前小栗旬が主演した映画と漫画で読みました。



すごく器用だからこそ、自分の本心をひた隠しして

その場その場で取り繕い、

世間を避けるように過ごしたひとりの男。


女心を掴むのも、上手だったんだろうなぁ。

話も巧みだったんだろうな。

太宰治が結婚式で着た実際の紋付は大きくて、

長身さが感じられた。


学生時代の写真は、鼻筋が通っていて

モノクロ写真から爽やかさが感じられる。


函館の公会堂?と思うような洋館。

(太宰治の自宅だよ)



太宰治が出生した和室から見れる仏間。


1階11室。

2階8室。複数の米蔵と庭園

そして金融執務室を兼ねた宅地は

680坪ある豪邸。


病弱な母で、叔母の付き人タケに

育てられた太宰治は、

もっと母に甘えたかったのかもしれないし。

仕事で忙しくあまり家にいなかった父は、

身近に感じず、少しずつわだかまりが湧いていったのかもしれない。


でも、面倒をよく見てくれたタケとは、

少しずつ信頼を築いていたはずだけれど。

心の底からは、甘えられなかったんだろうな。

2階奥にある母の居室。


応接間は、天井の柄も華やか。



仏壇が一番煌びやかでした。

拝む末っ子。


タケとのやりとりで、地獄絵図を見たのは

どこなんだろう?と思ってり。

おばあちゃんの家にも、地獄の掛け軸が

昔あったなぁと。


大家族の中で暮らしていく中で、

取り残された太宰治の気持ちが

その豪邸に、ぽつんとあるような感じがしました。


金木から見る岩木山は、

弘前から見える岩木山と違って見えた。

田園を背景に広がる岩木山も

堂々としていて、かっこよかった。



万年筆と原稿!

人間失格のインクもある♡



津軽平野の旅〜「斜陽館」〜


次は、津軽平野の旅「弘前」へ。