[中学受験その2]

 

 

そんなお姉ちゃんを見てきた次女。
でも、宝塚に憧れ、習い事を10個もして...

さすがに受験は絶対ないでしょ〜

えっ...受験したい!??


とはいえお姉ちゃんの受験にうんざりなパパ。まあ賛成する訳ないよね〜大丈夫大丈夫...
ええっ!?賛成!!??
いやいやあんなに嫌がってたじゃん...


桜蔭に進学して楽しんでる長女を見たからかな・・・
ちょっと大丈夫?と思いながらも受験開始となりました。


さて・・・こうなったら受験も2度目!今度は同じ失敗しないようにしなきゃ〜

って言っても次女は次女で問題だらけ。。。
まずはこの大量の習い事をどうしよう?
この子、全然本とか読まないし、塾も長女とは違うような...

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子供だから・・やりたい!と言っても宝塚と同じような夢なわけで。

気持ちが変わることもありうるし、
 

4年は塾は行くだけ、宿題は...まあ気にしない気にしない...
習い事は...うーん...両立が無理になったら選ばせるんでいっか!



難しいのは塾選び。

まあどこに行っても、すぐについていけるわけでもないし

本人行きたいところでいいや!

 

とりあえず夏期講習に有名どころ(日能研、栄光ゼミナール、早稲アカ、サピックス)行かせてみて

気に入ったところでいいかな...という感じ。




なんだかんだ習い事は4年はほぼ全部続けちゃった・・・
5年で4個に減らし、6年で2個で8月の大会で終わりにしました。

 

 


もともと性格の激しい子なのに。5年になったら反抗期もドン!!
問題がわからないと...

鉛筆がバキッ!

机もバキッ!!

消しゴムがヒュッ!
おまけに教材もヒュッ!!

・・・賑やかでした。
泣きながら問題を解いたかと思えば、
問題を解きながら寝る。(あれ?)

 

 

 

そんな姿に私は。

   眠いのによくやるね〜

     いつ辞めるっていうかな〜〜


でも、絶対に辞めるって言わない。

私がそんな娘のガッツに導かれるようでした。

 

 

 

そうはいっても、さすがに猛獣ちゃん。手がかかって仕方がない...

・・・末っ子ちゃん、お姉ちゃん、ほったらかしてごめんね〜って日々


成績悪いのなんか気にしない...気にしない...
やれることはやる!やれないことはやれない!当たり前!



習い事のお友達、子分ラブだった娘・・・

5年で習い事を減らす時、うぉーうぉー(猛獣?)泣いて、


「こんな思いして辞めるんだから私はお姉ちゃんと同じ学校受かるんだ!」
成績はからっきし、でも情熱だけはいっぱし。

 

 

 

こんなアツい思い...なんとかしてあげないと!!!

そうはいってもあいかわらず問題は山積み。

 

折角お姉ちゃんが教えてくれようとしても、悪態ついてしまう次女。

もうやだ!になっても仕方がない

 

はあ〜〜私一人でどうすりゃいいんだ〜〜〜...

また手探りの日々・・・



困ったちゃんその1
「宿題が終わってないもん!塾に行きたくないもん!」




困ったちゃんその2
「次女ちゃーん、先生いらっしゃったよー」

「授業でない!いや!」

 

えー...せっかく来てもらってるのに・・・

それ以前に人として失礼なことをしてはいけないでしょ。

そんなマイナスな気持ちがフツフツ湧いてくる。

でもなだめすかして、なんとか席につかせる。(先生も手をやいたようです.)

 



少ない時間、運動脳、反抗期。

受験失敗しそうな3種の神器。

 


講習で午前に授業を受けても、
お昼から夜までレッスンしようものなら、

授業はすっかりスッポリ。

宿題はちんぷんかんぷん。

 

 

こんなんで受験できるの?

どうすればいい?

 


見かねたのか、お姉ちゃんが教えてくれるように!

(なんやかんや言って妹が可愛いお姉ちゃん)

 

 

 

それでもなかなか好転しない。

さすがの私も目の前が真っ暗。
彼女だって、いや、彼女のほうがもっとなんとかしようとあがいてる。

でも、どれだけあがいてもうまくいかない。

そんなストレスをうまく晴らす術もない。

 

 

 

それでもこの子は自分から辞めるとは言わない。

この子は、どんなにうまくいかなくても、

厳しい現実に真正面から立ち向かっているんだ...

 

 

私が諦めて、逃げてどうする!!

彼女のド根性は、受験を通して私の起爆剤だったなと今では思います。


長女とは全くタイプの違う妹
姉での受験経験は全く役立たず、もはや一人目状態

(同じ失敗しないどころじゃない!)


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桜蔭の過去問10年分2周とけた長女。


次女は?

な、な、なんと!!!

2年分1回だけ・・(最少日本記録じゃない??)

 


受験校の過去問にとどまらず、灘に麻布に、中算、スタンダードとどんどん解いちゃってた長女。
志望校以外は前日に1年分のみの次女。


志望校模試も80%が出たのは1回だけ。

20%はじゃんじゃんジャカジャカ。
桜蔭クラス13人中いつも12番目・・・


不安がないなんてありません!

こりゃもう全く違う受験だ...

セオリーなんて無意味!

開き直って次女に合う方法をひたすら探す日々。



 

でも、私はどこかで彼女を信じていました。

目に見える試験結果じゃない。

確かな勉強時間でもない。

生まれつきの頭脳なんかじゃない。

 

 


私は、この子の目に見えない、勉強じゃない力を信じていました。

ド根性!
諦めない心!
そして何より、勝ち取る力があったんです。

 

 

この子がどんなに苦しくてもしぶとくしぶとく習い事を続けて培った力が、

それこそがこの子自身を土壇場で助けてくれる。

 


私は彼女の中に宿る、火事場の馬鹿力を信じて受験に臨みました。

 

 

なんと...
栄東東大選抜、明の星、桜蔭、白百合に合格!!!!

お、桜蔭 !えええっ!!(信じてたんじゃなかったっけ?)
慶應は補欠でした。

 

本人は受かる気満々だったんですけどね

塾の先生は驚きだったと思います。

 


先生にあまり期待されていなかったのは気楽でしたが

お姉ちゃんと違い、チャレンジの受験最後までハラハラドキドキ...

今回ばかりはキツすぎて死ぬかと思った...

 

 

習い事は勉強じゃない。

でも、彼女が汗をかいて努力したことは、彼女の、彼女自身の確かなパワーになっていたんです。

もし、あのとき、焦ってやめさせていたら。

子供のパワー、子供の判断、...子供自身を信じることを私は確かに学んだ気がするのです。

 


このころ私は受験に合わせ、マツエク、ネイルの勉強を始め
試験を受けまくってました。

娘がプレッシャーの中勉強してるのに、私だけのほほんとしてたら、火がつかないでしょ?

娘と一緒に勉強してあげたい。一緒に辛さを共有したい。

 

 

お姉ちゃんと3人で勉強する受験。って感じでした。

 

 

そんなとき、小林先生の美容に出会って、マツエクの素晴らしさに出会ったんです。

マツエクは女性を幸せにできる!なんて素晴らしい可能性を持った技術なんだろう!

 

二人の受験で私の資格も増える増えるふえるわかめちゃん。

二人のがむしゃらな生き様を見て、私も人生を切り開かなきゃって、自分の人生も考え出しました。



二人が桜蔭に進学し、少し落ち着いたことで、
アロマ、ハーブのスクール、ネイルサロンを始めることに。


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きっかけは、子供たちの小さな頃、子供を預けてなかなか外に出られなかった頃の記憶。

子供といるのは苦痛じゃない。むしろ喜びだけど、私も一人の人間。

たまには解放されたい!

 


そんな私と同じ思いの子育てママのためのサロン・スクールをしたいなぁって。
小さいけれど、のんびりお子さんを連れて、でも、ママが解き放たれて寛ろげる。

そんな空間を作ることにしたんです。

 

 

それが口コミで広がっていった

今のサロンです♡

 

 

次第に娘たちも

私の仕事を応援してくれるようになりました。

 

次女はネイルやまつ毛にも興味津々。

 

よく練習モデルにもなってくれました。

サロンは私にとっても娘たちにとっても

いつしか癒しの場になっていたのです(‐^▽^‐)

 

 

 

そして施術をしながら

お客様の受験の悩みを聞いたり

アドバイスすることが増え

週末は先生にも入ってもらい、

お客様のお子様のための個別塾となりました。

 

 

 

私も人の役に立てることの

喜びを感じるようになっていったのです・・・

 

 

 

プロフィール⑥つづく・・・