ハルの台本置き場

ハルの台本置き場

こちらは、台本を置いています

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人物 廻輪 死之(かいりん しの・死神)
   報伝 情(ほうでん さい・境界の情報屋)
   天月 空(あまつき そら・天使)
※情、天月は兼役可

-開始-
死「あー!もうっ!なんなのあの天使ぃっ!」
情「うるさいよ、死之。耳に響く」
死「じゃあ何?!ほっとけっての?!」
情「そこまでは言ってないさ」
死「はぁ~...んで、情、なんか知らないの?」
情「知ってるさ。でも無条件に教えることはできないな~」
死「わかってる。で?今回は何をお求めで?」
情「そうだね~...じゃあ、アレがいいかな。極上の...」
死「極上の?」
情「遊び!」
死「また?!」
情「無理なら教えられないよ~」
死「くっ...わかった。じゃ、ポーカーで」
情「ポーカーでいいの?妾、勝っちゃうよ?」
死「かまわない」
情「じゃあ、やろうか」
死「はいはい」

-ポーカー中。アドリブを入れてもよし-

死「ロイヤルストレートフラッシュ!」
情「何ぃ?ろいやるすとれぇとふらっしゅだってぇ?!」
死「フッ...ポーカーなんてイカサマしてなんぼじゃ!」
情「イカサマぁ?!ずるいよ!」
死「フンッ。さあ、約束だ。教えてもらおうか?」
情「ハァ~。まあ、妾も楽しめたし、教えるよ」
死「助かる」

-情語り-
情「天使にはまれに羽が1つしかない子がうまれてくる。その天使は飛べず、寿命も100年と持たないという。その寿命を延ばすには1000の魂を必要とする。この1000というのは天使の平均寿命だ。つまり、1つの魂につき1年というわけだ。まあ、平均年齢まで生かせたいのなら最低でも1000の魂が必要なんだね。たっま~にもっと生かせたいと考える者もいてね」
-情語り終-

死「それはつまり...」
情「それが死と生_____輪廻転生をくるわすってことさ」
死「そうか...ってそれはやばい!」
情「だろうね。輪廻転生がくるってしまったら、それはつまり人間界と死神界(冥府)をつなぐ境界のバランスをくずすということ」
死「そうなってしまっては、打つ手がなくなってしまう!」
情「やばいかもね...」
死「止める...」
情「え?」
死「天月(やつ)を止める!」
情「できるのかい?」
死「やるんだよ」
情「さすが...無情の死神、廻輪 死之」
死「その呼び名はやめてほしいな。無限の情報屋、報伝 情」
情「妾もその呼び名は気に入らない」
死「そうかい...知らぬわ。...なんて言ってるヒマはなさそうだね」
情「ああ。行っておいで~」

-情独白-
情「やれやれ...やはり無情の死神様は恐いね」
情「無情の死神...彼女がそう呼ばれる理由...それは彼女が人の命を狩る時にまさに"無"の状態で狩るため...まあ、死神だから人の命のことなんていちいち考えてはいられないんだけど、彼女の場合、それとはまた別のパターンだ。狩ったときに鎌を伝って自分に流れ込んでくる走馬灯にすら興味を持たない。それが無情の死神_____つまりは"感情を持たない死神"と呼ばれるようになった理由...。かわいそうに、感情を持たないわけではないのに感情を持たないと思われ、勝手にそうよばれてしまっている...」
情「あれ、語りすぎてしまったかな?妾も仕事をしようかね~」
-情独白終-

-死之独白-
死「さて、がんばらなくちゃね」
死「無限の情報屋...あの情報屋、報伝 情がそう呼ばれるのは情報量の多さと記憶力の良さからだ。情報を仕入れたら、その情報は絶対に忘れる事はない。そしてその情報はほぼ100%の確率であっている。だから彼女に様々な情報を求めてやってくる者が多い。しかし、彼女は少しネジがはずれている。そのため変なモノを金のかわりに求めるのだ。それ故に気味悪がる人も少なくない。店の外観っていうのも関係してるだろうけど...」
-死之独白終-

死「さあ、出てきなさい!天月!」
天「呼んだ?クソ死神サン」
死「天月...空!魂を集めるのをやめなさい!」
天「無理だね。それにアンタみたいなクソ死神に言われたくないんだけど」
死「貴方は、魂を集めすぎて輪廻転生をくるわせたらどうなるかわかっているのですか?」
天「はっ!そんなことワレは知ったこっちゃないね!」
死「貴方は、死にたいんですか」
天「は?何言ってんの?」
死「輪廻転生をくるわせると境界のバランスがくずれてしまう。そうしたらいくらそうカンタンに死なない死神や天使とてあぶないんですよ?」
天「...そんな脅し通用するとでも?」
死「脅しなんかではありません!本当です!」
天「ああもう!うるさいな!少し黙っててよ!クソ死神!」
死「っ...は...ぁ...」
天「どーだい?ワレの天使の矢(エンジェル・アロー)は」
死「私を...なめないで下さい...」
天「ははっ!その強気な姿、いつまで続くかな?」
死「どういう、ことです...?」
天「天使の矢はね、上手く使えば死神さえ殺す矢なんだよ。今、お前にささってる矢は、お前の腹を貫いている...その出血量ではやがて死ぬ」
死「...そう、カンタンに...私が、死ぬ...とでも?」
天「?!...へぇ...まだ立てるん」
死「...ったり前でしょう...私は、死ぬわけには、いかない、んで、ね...」
天「あぶないあぶない...イキナリ鎌をおろさないでよね!」
死「話してる...余裕...無いですよ...!」
天「っあ...お前...何をした...」
死「貴方の...羽を...斬りつけただけ...です...」
天「チィッ...いっぺん引くか」
死「させないっ!はあっ!」
天「っあああああ!」
死「今までに集めたその魂...渡してもらいます...」
天「くっ...今回は私の敗けだ...ホラ、魂だ」
死「ありがとう...ございます」
天「フン...お前、今回はダメだったが、いずれ決着をつけよう」
死「フッ...その時は貴方の"死"の時です...」
天「期待しているよ」
死「私もです」
死「ようやく去ってくれたか...ケホッ...そろそろ限界か...」

-場面転換。間-

死「ぅ...」
情「起きた?」
死「情?...ここは...うぐっ...」
情「ホラホラ、無理に動かないの。傷、そうとう深いんだから」
死「...わかってる。で、ここは...?」
情「妾の部屋」
死「助けて...くれたの?」
情「...さあ、どうだろ?じゃあ、妾はお粥でも作ってくるよ。それくらいなら食べられるでしょう?」
死「うん...」

-死之、天月重ねて-
死「さあ、次に会うときは貴方の最期です、天月!!」
天「さあ、次に会うときはお前の最期だよ、死神!!」
-終了。TO BE CONTINUED...?-