旧網張街道に植樹祭で植えた延長2,500mのアジサイ街道が見ごろを迎えました。この場所は農場全体活用の一環として、まきば園から案内人付きのバスツアーでどなた様もご覧になれます。

其れとは別に昨年末より整備を進めてきた楽園計画も佳境を迎え、7月末には基幹林道造成工事とジャブジャブ池も完成の運びとなります。この基幹林道は小岩井農場まきば園に隣接し、百年を超えるスギ、ヒノキの人工林と、農場ならではの広い牧草地、そして遠景の岩手山、奥羽山脈、南昌山、七ツ森を眺望できる、周遊コースとなり、トラクターバスで皆様をご案内できることになります。

この楽園での提供するプレイメニューは、森林セラピーを念頭に、百年のヒノキ林を活用した瞑想の森、森林太極拳、森のテータイムなどで、森林体験をベースに収穫体験、林業体験、木工体験、料理教室を考えています。さらに夏休みの子供たちに向けて、森林アドベンチャーとして、秘密基地建設やイワナ取り、昆虫採取、渓流遊びなどを計画しており、今後はこれらのプレイメニューが安全で快適に楽しめるよう、施設の整備と森林の整備に取り組んでいきます。


森林の整備にあたっては、散策者の恐怖心と安全を確保するため、草刈りや雑木除伐、枯れ枝下ろし、歩道整備などこれまでの経験を生かしそれぞれの森林整備指針を設けて実施するものです。


開設当初は不毛な原野で、120年間林業と畜産が共存してきた小岩井農場の営みを多くの人に知ってもらうと同時に、水、燃料、食料の自給のための新たな取り組みをこの楽園で提示できればと考えております。