ソファでひと息ついた後は、
しばらく会話もせず無言のまま求め合った
両手を頭の上に固定されると、
途端にキスが荒々しくなる
クールさんの気持ちの昂まりと
キスの強さが比例する
舌は痛いほどに吸い寄せられる
冷酷なようにも見える真剣な眼差しと共に、クールさんの両手が首に触れ始めると、わたしは素直に首を差し出して、徐々に締められる快感に浸る
冷たいクールさんの目元の奥の瞳は、切なそうに見えたり、でも、愛おしそうに見えたり
ニコッと口角をあげ、いつものクールさんに戻る瞬間があったり、困った顔をしてため息混じりに、俺でいいのかな?俺には勿体無いな、と言ったり
クールさんは色んな表情をみせた
勿体無いな
じゃぁ誰かにあげちゃう?
と意地悪言うと、
あげないよ
と
離れたくないね
と言いながら繋がったわたしを、名残惜しそうに引き離し、クールさんは、わたしの両手を自分の肩にまわし、起きあがらせた
久しぶりの肌の感触と
お互いの存在を改めて確認するように、
きつく抱きしめあった