4月26日(金) オフ

 

 

 

 

先日、同じ駐車場を利用する者同士として知り合ったバンドマン、Sさんの演奏を観に行ってきた。

彼はオールディーズのバンドでキーボードを弾いている。

 

【オールディーズ】というジャンルを私はあまり知らない。

なんとなく頭に浮かぶ単語はコニー・フランシスとかプレスリーとかジョニー・B・グッドという曲くらい。

聴けば、どこかで聴いたことあるなくらいは思うかもしれないが、曲とアーティスト名が浮かぶものはほとんど無いだろう。

なので知らない曲が多いはずという不安もあったが、本人から誘われたのに行かないという選択肢はない。

なんといっても【生演奏】に対する期待が大きく、久しぶりに大きな音に全身で包まれたいと思っていた。

 

開演よりもかなり早く着いたので、ノンアルのビール小瓶と軽食をつまみながら待った。

結果的に、そのノンアル2本と、ポテトフライも頼んでいる。

 

 
私以外の他の客を見渡すと、年齢層は高めに感じたがオールディーズならそうであろうなと納得。
ナイフとフォークを使って食事をしている人、ボトルを入れている人のために店員さんがロックアイス等を運んでいる様子も見られた。

 

 

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入店から1時間ほどして開演時間となった。

 

バンドメンバーがステージに入り、演奏が始まると同時にステージ前に集まる数人の客たち。

オールディーズファッションに身を包んだ【ガチ勢】という感じの人達が踊りだす。

カウボーイのような恰好をした老紳士もいて、体をリズムに任せている。

 

こんな楽しみ方をする世界があるのか、と思った。

それぞれ思い思いに1曲目から自由に踊っている。

ドジョウ掬いみたいな人も。

私の知るロックの、いわゆる縦方向の動きはまったくなかった。

 

これがオールディーズの楽しみ方なのだろうか。

 

 

 

なんというか、生演奏が聴けて踊れる広めのスナックにでも来たような気分だった。

もちろん生演奏は安定感のある素晴らしいものだった。

だが音の圧力というか、迫力というのは残念ながら少し足りないと思った。

 

もっと残念なのはバンドの演奏する音楽が主役ではないという点だ。

この店は飲食しながら贅沢に生バンドの曲で踊ることのできる場所であって、いわゆるライブハウスを想像していた私は、勘違いをしていたのだとハッキリわかってしまった。

 

 

もちろんSさんの演奏は素晴らしかった。

とても楽しそうに演奏していて、私もピアノが上手ければ音楽はもっと楽しいだろうなと思った。

ギターの人も大変に上手だと思ったが、どうしても音が好みとは違う。

それはわかってはいたものの腹に響く重低音が欲しいと思ったりもして、いささか飽きが早く来た。

 

数曲目で、ボーカルの女性の動きと数人の客の動きがシンクロする。

同じ振り付けで踊っていて、とても楽しそうだがその輪の中に入りたいとは思わなかった。

その人たちは、きっと何度も通っているのだろう。

 

10曲程が終わって、1ステージ完了となった。

30分程のインターバルの後で2ステージ目が始まるらしいが、最後まで観ると遅くなるので帰ろうと思った。

 

バンドのメンバーは、楽屋へ戻らずにそれぞれ知り合いの客に挨拶などをしている。

私の所へきてくれたギターの人やボーカルの女性と2,3の会話をしたのち、Sさんに挨拶をして店を出たがいささかホッとした気分になっていた。

会計は2,000円程のグッズなどを買っているせいもあるが、1万円に近かった。

コインパーキングなどの交通費も入れればラクに1万を超える。

 

 

私の知っているライブとは違和感を感じていたが、あとで痛感した。

あの店はライブハウスではなく、ナイトクラブなのだ。

余裕のある大人が、生演奏を聴きながら楽しめるこの店を行きつけにする。

そういう場所なのだ。

 

あまり裕福ではない私が通うことは憚られる。

そのような余裕が今の私には、無い。

 

良い経験をした。

そう思うのみだ。

 

 

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食生活は、相変わらずデブ化の波に飲まれっぱなし。

マヨネーズはドバドバ使うし、一度の食事で満腹になるまで食べ尽くす。

 

【目玉焼きとトースト】

 

 

【紅ショウガ入り玉子焼き】

 

 

【新商品のカップぬぅ】

 

 

【厚揚げの煮物と納豆】

 

 

【コンビニアイス】

 

 

【煮物とカツオと冷奴】

 

 

【ニラ玉とキムチ】

 

 

どの食事も、腹が苦しくなるまで食べている。

抑えが全く効いていない。

2合炊けばそれを完食し、ここ最近は空腹になる前に食べるという暴挙にも出ている。

 

夏には贅肉がさらにポヨンポヨンと波打つ様子が見られるかもしれない。

 

嫌だ。

 

 

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オールディーズのギターサウンドには、どれも味があると感じる。

クラシカルと感じるフレーズには、時代というか当時は革命的だったりするのかもしれないとも思う。

バックトゥザフューチャーでもそういった表現がされていた。

ごまかしの効かないピッキング、微かな歪みとキレッキレの高音。

あれはギターそのものの【鳴り】というものなのだろうか。

今では当たり前に使っているエフェクターなども、当時は無いものが多かったはずだ。

 

私の安エレキと陳腐すぎる機材では再現も出来ないし、そもそもコピる技術、腕が無い。

 

チャレンジしてみたものの、いつのまにか自分に都合のよい方向へと行ってしまう。

 

しかし、趣味のギターは楽しくなければいけないのだ。

素人の自己満足上等!

 

 

 

 

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仕事の方は、可もなく不可もない。

時間が長くてつまらないが、それは今さらで【いつものこと】だ。

 

いつものタワマンの窓から、晴れた空をパシャリとやるくらいの余裕はある。

晴れているというだけで、多少気が紛れるというものだ。

 

 

 

今日のオフが終われば、憂鬱な3連勤が待っている。

 

もう夕方だ。

いつも思うことだがオフの日は時間が経つのが早い。

 

部屋探しも、今は停滞している。

間もなくやってくるGWも、いつも通りの稼働をする私には関係ない。

 

今1件の内見希望を出しているが、それはGW明けになるそうだ。

新着情報も、今日はまったくなかった。

数日に一度は新着が来るので、今はそれを楽しみにすればよい。

 

 

今夜はゆっくりと晩酌をして、抑え気味の食事を済ませてから寝ようと思っている。