2月6日(火) オフ
3連勤後のオフで、ホッとしつつのんびりした午前を過ごしている。
なんといってもこの連勤の目玉は数年ぶりの【東京の積雪】だ。
無事に終わったので良しとするが、逆らえない自然の脅威を感じるものだった。
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最近気に入っているモヒートは、すぐ無くなった。
レモンエキスを少し垂らすと、バツグンに旨くなったのでつい飲み過ぎた。
しかしリピートするつもりだ。
食べて飲んで、ときどきギターを弾くくらいしか楽しみがないが、悲観もしていない。
前回のオフの晩酌。
新ジャガイモを使ってガレットを作ろうと思ったが失敗。
ひっくり返す段階で破壊され、無残な姿になった。
脳内では、均等に焼き色の付いた形の良いものになるはずだった。
新じゃがはまだ大量にストックがあったので、ガレットのリベンジより【確実に美味いもので上書き】が良いと考えた。
それでフライドポテト。
フライドポテトは良い。
いくらでも入る。
酒とジャンクフードのせいか、食欲に妙な勢いがついた。
肉が食いたくなり、冷凍保存にしようとしていた400gほどあるパックの豚肉を取り出した。
一度キッチンペーパーに出した肉を、立ち食いのままポン酢に付けてそのまま口に放り込むことを繰り返した。
久々の立ち食い焼肉。
一息つくことなく完食し、肉欲は完全に満たされた。
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2月3日は節分だったが、去年と同じで私は豆をまくこともしなければ恵方巻も食べなかった。
そういえば昨年も同じようなことを日記に書いている。
自分の向かう方角が恵方である、などと大言を吐きながら、この一年なにも変わらなかった。
自嘲だ。
【焼いた鶏肉と、ほうれん草ベーコンスパゲッティ】
節分のメニューとしては・・・ まぁいいんじゃないだろうか。
美味しかったから。
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2月4日。
仕事は平常運転。
最初の便で商品を渡し忘れたドライバーがいて、お店と揉めていた。
この人は素直に【ごめんなさい】が出来ない人のようだ。
半日ほどスットボケたことを言い続け、すっかり信用を無くしてから追い詰められていった。
彼はこの1か月ほどの間に3回もこのような事を繰り返している。
そんなことより、私は翌日の天候がどうなるのかで頭が一杯だった。
数年ぶりの積雪になるかもしれないとニュースで煽っているからだ。
降る降る詐欺ならいいのにな、という期待もむなしく後に現実となる。
私の積雪対策は、ゴムチェーンのみ。
タイヤはノーマルのまま。
オマケに雪には不利と言われるリヤ駆動。
以前はスタッドレスを年中履いていたが、コスパが悪かった。
買い溜めの駆け込みが多く、疲労の高い日となった。
煮たり切ったりというものを作る気にもなれず、焼くだけで良いもので簡単に。
【ミックスベジタブルのオムレツ、焼きソーセージ、大根漬け】
このあと、これをオカズにして〆のメシ。
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2月5日。
朝から雪がどうなるのかという不安の事ばかり。
対策はしているものの、万全でもないので雪など降らなければいいと願うのみ。
お店の方も対策で受注制限をかけていたようだが、なんと早々に解除してしまっていたので意味がなかった。
【やったフリ】が大切なのだろう。
本当に最近はこういう責任逃れと思しきやり口が多い。
昼を過ぎて、ミゾレが混じるものの積もりそうな気配はない。
これはこのままイケるかも、と期待した。
この時点で14:00過ぎ。
しかし、その願いは叶わない。
16時を回ったころ、気温が一段下がると同時に様子が変わった。
停車中の車や、吹き溜まりの歩道に雪が積もり始めた。
この時点ではまだノーマルタイヤでも危険は感じていない。
道路には一切雪が無かったからだ。
しかし、暗くなるにつれて雪の質が変わっていった。
いわゆるボタン雪になったのだ。
18時を過ぎた時点で、歩道はすでにどこも真っ白に積もっている。
道路はまだシャーベット混じりだったが、坂道で少し滑りを感じた。
スタート時にタイヤが空転してから発信すること数回。
私は配達を中断して一度拠点に戻り、構内でチェーンを巻いた。
このタイミングで巻いて正解だったようだ。
19:00。
30分程度の時間をチェーンに費やし、配達を再開した時には道路にも積もり始めていた。
しかもカミナリが鳴っていて、夕立のような水量でのボタン雪となっていた。
みるみる幹線道路にも雪が積み増していった。
タワーマンションで10分以上の滞在をし、敷地外に出たら入る時と景色が変わっている。
20:00にもなると、完全に雪景色になった。
18時からの2時間で景色が一変したと言っていい。
もっと驚いたのは、この状態でもバイクや自転車がまだ走っていることだった。
私なら乗らない、乗れないと思うだろう。
みるからにウーバーイーツなどのフードデリバリーなのだろうが、どうにか出来なかったのかと思ってしまう。
危険極まりない。
やる方もそうだが、やらせる方にも大事な家族がいるだろうに。
自分の大切な人がこの雪の中、バイクや自転車に乗るとしたらどう思うのか、と。
注意してね、では済まない。
しかしながら私の配達は無事に終了。
安価なゴムチェーンひとつで、全く怖い思いをせずに済んでいる。
説明書きには30km以上出してはいけない、と書いてあったのでノロノロ運転ではあるが、凍っていないので恐怖感は全くなかった。
帰り道でも、チェーン保護のためにわざと積雪のある方を選んで走った。
オフ明けも駐車場まで歩くのか、と思うと気が重いがこればかりは仕方ない。
そして帰宅した。
作り置きの浅漬けにチーズを散らして晩酌開始。
ホッとする時間だ。
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一夜明けた今日2月6日(火)。
残りの雪が早く溶けて欲しいと願いつつの午前。
今日は出かけないで過そうと思う。
いつもそうだが、増して思う。
そして、カレーを作ろうと思う。
今回は「足りない」などと思う事がないようにするのだ。