↑この後、残った歯の土台を抜きました。↓一瞬で抜け、キレイになりました。

 

 

 いつもいつも、みゃーちゃんのことを気にかけていただき、また、経験不足の我々に温かい言葉とご指導をいただき、誠にありがとうございます。みゃー母共々、深く、感謝しております。

 みゃー母は、シンドウ動物病院の受付をすませ、講師業に向かいましたので、本日は父が報告させていただきます。

 中二日での捕獲となりましたので、本日のみゃーちゃんはたいへんに手ごわかったです。今までは、あらかじめスキをつくっておけば、網に自ら飛び込んできてくれたのですが、今回は隅に丸まってへばりつき、ネコパンチと噛みつきで迎撃する寸法をとったものですから、また、籠城先が↓のタワーの小部屋であったため、容易にネコパンチと噛みつきの迎撃を許し、15分の籠城を許すこととなりました




 ↓こちらの厚い手袋の上からでも、指と爪を内出血させるほどの噛む威力がありました。

 

 
 最後は、手袋から指を抜いて噛ませておいて、身体全体をくるむように捕獲網で包み、部屋から引きずり出せ、そのまま、キャリーに入れました。そしてタクシーを呼び、シンドウ動物病院へ。患者さんが多いのに、みゃーちゃんの状態を記憶されていたのには、そして、持参した歯と爪を見て「大捕り物でしたね」と仰った経験値には驚かされました。
 みゃーちゃん、相当今回は噛みましたので、噛み癖がついたか、心配になりましたので、先生と二人で網をしっかりと被せましたが、もう、みゃーちゃんは借りてきた猫、されるがまま、状態でした。
 まずは前回の血液検査の結果を伺いました。身体の中の炎症反応は、極めて低いと教えていただきました。故に、口は深刻な状態ではない、と。そして、口を開け、見てみることに。
「おっ、まさに、抜歯をしたかった歯が、今回抜けましたね」
「いや、これで、麻酔抜歯はする必要がなくなりましたね」
「土台が残ってます、取れるか、やってみましょう」
と小ペンチで引くと、ズルリと土台が取れました。その後は↑の写真のように、キレイな歯茎に。また、その奥の頬内の腫れに、残存した歯がぶつかるか、人工咀嚼を施しましたが、ぶつからないことを確認することが出来ました。
 また、中二日前に注射していただいた、ステロイドが大変良好で、今朝は二週間ぶりにヤワヤワ完食、カリカリもしっかりと食べておりましたので、先生とのお話の中で、二~三週間もつステロイドを注射し、出血及び抜歯後の炎症防止に抗生物質を注射する。その後、経過を見るが、副作用が怖いのでステロイドは今回で終わりとする。爪は三か月~六か月後に切る。との方針を確認させていただきました。


(ステロイド注射中のみゃーちゃん)

 タクシーを呼び、無事帰宅し、みゃーちゃんの部屋などを整え、キャリーから網ごと出し、編みのチャックをあけ、みゃーちゃんに詫ながら頭を撫でまわし、解放すると、一直線にリビングタワーの後ろへ。


 


 その後、タワー最上階に登ったみゃーちゃんに謝り続けると、ようやく、ミャーっとか細い声で返事をし、目をつむって答えてくれました。



 今は一段おりて、縄張りをニャルし


そのまま、眠りにつきました。
 
 長い報告にお付き合いいただき、本当に、ありがとうございました。ステロイドの効き具合と、悪さをしていた齒が計らずも抜けたことから、大いなる危機はお陰様で回避できた気がします。
 いろいろと相談にのっていただいた猫の友の皆様、温かなコメントを寄せていただいた皆様、そして、真摯にアドバイスいただき、名医をご紹介いただいた稲城動物愛の会小木田様、そして、保護活動に献身して下さるシンドウ先生、この場をお借りし、深く御礼申し上げます。ありがとうございました。今後共、どうか、よろしくお付き合いの程、お願いいたします。
 みゃーちゃん父&母


(今のみゃーちゃん)