もう、お父さんとお母さんは、
頭の中がみゃーちゃん一色になり、
正直、仕事も手につかなくなりました。
(たぶん、最低限の社会人としての責任は果たしていたとは思います)
何とかみゃーちゃんの居場所を突き止めようと、
みゃーちゃんが、寝床にしそうな所を
探し回ったり、
少しでも、家に長居をするように工夫をしながら、
お母さんは里親さんも探しました。
毎日、二人とも、
生活の全てがみゃーちゃん一色でした。
お母さんは出張ばかりで留守にするものですから、
猛烈に仕事が忙しい中、
お父さんは、みゃーちゃんのお世話を夜中までやってくれました。
なにせ、いつ来るか分からない野良猫を待ってご飯をあげるのですから
お父さん、いつも
ほとんど、寝ていなかったと思います。
お母さんは職場でも、話題はみゃーちゃんのことだけ。
どこかに、猫好きはいないか、
口を開けば猫の話。
何とか里親を探したい。
そうしたら、知り合いの一人が、
万が一子猫が生まれたら、一時預かって、
一緒に里親を探してくれる。
頭数によっては、全部引き取っても良いという方が見つかりました
やったーーー
努力のかいがありました。
これで、子猫の行き先は何とかなります！
残る問題は、みゃーちゃんがうちで出産をしてくれるか？
それだけ！となりました
そんなある日、
みゃーちゃんが来なくなりました
１日目
心配で眠れませんでしたが、
まあ、きっと他でご飯をもらったか、
ネズミでも捕まえたのかもしれないと、
二人でお互いを納得させてしのぎました。
２日目
もう、心配で、心配で、
当てもなく、夜中まで近所をウロウロ、うろうろ。
お父さんとお母さんは、完全に不審者です。
交通事故じゃないよね？
雄猫や、タヌキに攻撃されて怪我？
食事も喉を通りません
そして、３日目の夕方、
お腹がほっそりしたみゃーちゃんが
やってきました。
なになになになに❔
みゃーちゃん、どうしたの？？？？？
大丈夫なの？？？
赤ちゃん、生まれたの？？？？？？
みゃーちゃんは、ご飯を食べています。
みゃーちゃんが無事で良かったけど、
赤ちゃんは？？？
もしも赤ちゃんがとこかにいれば、
食事の後にすぐに赤ちゃんの元へ行くはず。
しかし、みゃーちゃんは悠長に毛繕いをして、
昼寝？まで❔
だいたい、月齢が足りないよね？
もしかしたら、流産
最悪の結果でした
赤ちゃんの行き先、見つかったのにーー
なんか、
ボロボロになった感のみゃーちゃん
あーーー、ごめんなさい
何か、ストレスがあったのでしょう。
みゃーちゃんにとって、
とても悲しい結果になってしまって。
本当にごめんなさい
里親候補も見つかったので、
何とか生ませてあげたかった
生んでから、避妊手術にしたかった
もう、こんな思いはさせないから。
早く避妊しようね。
とにかく、みゃーちゃんを捕まえる手だてを。
しかし、捕獲器に入らないみゃーちゃん。
それなので、
家の中に入れて、我々に慣らすしかないと、
ご飯の内容をバージョンアップし、
毎回コミュニケーションをとり、
距離を縮める努力をしました。
しかし、
きっと、人間に怖い目に合わされて、
背中が禿げてしまったみゃーちゃんは、
けっして我々に馴れることはありませんでした。
そんな中で、
また、新たな問題が
つづく
