様々なニュースをお伝えする<News Angle>。今回は、兵庫県神戸市あるそごう神戸店が来年10月から「神戸阪急」に屋号が変更されることが明らかになりました。このニュースをお伝え致します。

 

エイチ・ツー・オーリテイリング(H2O)は昨日(27日)、傘下のそごう神戸店(兵庫県神戸市)と西武高槻店(大阪府高槻市)の屋号を変更することを発表しました。2019年10月1日にそれぞれ「神戸阪急」「高槻阪急」 に切り替えます。屋号変更後は阪急阪神百貨店のポイントカードなどのサービスを両店で利用出来るようにします。H2Oの百貨店経営のノウハウを導入して再生を目指します。

 

 

H2Oは昨年(2017年)10月にセブン&アイ・ホールディングスから経営権や建物などを151億円で所得しました。これまでは屋号を変えずに営業し、そごう・西武のサービスを提供してきました。屋号変更後は阪急阪神百のお歳暮ギフトのカタログや、共通ポイントカードを使えることが出来ます。阪神阪急百が得意とする食品や化粧品の売り場や商品を導入し、テコ入れします。

 

そごう神戸店は1933年に開業。神戸市三宮の駅前の好立地に位置し、売上高はピーク時に年間約1500億円を誇っていました。ただ最近は大規模投資が見送られており、ライバルの大丸神戸店に水をあけられていました。売上高も直近ではピーク時の半分に落ち込んでいました。

 

そごう神戸店は阪神線の神戸三宮駅に隣接しています。屋号を神戸阪急に変更することについては、H2Oは前身の阪急百貨店が阪神百貨店を吸収して誕生した経緯が影響したとみられています。

 

屋号変更について、神戸市や地元経済界の関心は高くなっていて、「そごう名でなくなるのは寂しいが、阪急電鉄は三宮駅の建て替え工事を進めており、オール阪急で都心の発展に寄与してくれることを期待したい」(神戸商工会議所幹部)との声が聞こえました。

 

エイチ・ツー・オーリテイリング(H2O)

「そごう神戸店」「西武高槻店」の名称をそれぞれ「神戸阪急」「高槻阪急」として来年10月から営業を開始いたします。

 

関西の皆さんだったら馴染みでもあった「そごう神戸店」「西武高槻店」が新たに「神戸阪急」「高槻阪急」がどうなっていくのか?今後の動きに注目したいと思います。