こんにちはm(__)m

今回は、これまで取り上げさせていただいた作品の中から、個人的にグッときたフレーズたちをピックアップさせて頂きたいと思います♪

そこだけ切り取って見るとまた違った印象を受けるかも…

それではお付き合い願いますm(__)m


●always 
「この一瞬ごとが明日の君になる」

今ではライブでなくてはならない一曲になっていますね。

倉木麻衣的応援歌の原点だと思っています。

この部分はなんと言っても安心感がスゴいです笑

なにやってんだろう…と思うことも、『大丈夫だよ』と全てを肯定してくれているよう…

私たちの一瞬は、何一つ無駄なことなんてないんです。


●PUZZLE 
「一人になりたいけど
一人ぼっちはいやだ」

恋人との関係に悩む女性の切実な心の声、本心

「一人」になりたいときもある…
でも『独りぼっち』はいやだ…

今の私は、きっと魅力的じゃない

だから、物理的には離れていたいけど、でも気持では繋がっていたい…

人間関係で陥るアンビバレントな感情が、絶妙に表れていて惹き付けられました。


●Honey, feeling for me
「ミルク色の雲が囁く もうすぐ彼が逢いにくると
風に揺れる髪を直して 伝える言葉探すの」

もう、キュン…笑

愛しい人ともうすぐ会える、そんな時見上げた雲が彼女にはこのように見えるのでしょう。

優しいパステルカラーの風景が、ホンワカした心情を伝えてくれます。

そんな中に、身だしなみを整えながらドキドキしている気持も同居していて、甘酸っぱくて素敵。

色彩を交えた心象風景の描写が、素敵だなぁ、と思うことが多々あります。

特別な言葉ではないんですが、ストンとこちらの心にも入って来ます。


●Time after time ~花舞う街で~
「風に君の声が聞こえる
薄氷冴返る遠い記憶」


「薄氷」とは春の季語で、初春に寒さがぶり返しうっすらと張った氷のことを言うのだそう。

耳を撫でる風の音が「君」の声を思い出させ、『薄らいでは冴え返る』「君」への揺らめく愛しい想いが見事に表現されています。

気持の揺らめきを季語に例え、また掛詞の要素も加えたセンスにひれ伏すしかありません…。

そしてもう一つ

「あの日と同じ変わらない景色に
涙ひらり待っていたよ」


細かい部分は過去の記事に預けますが、ここも素敵。

『桜の花弁がひらり舞い散るなか、涙をひらり流して君を想っている…』

絵画を見たように一瞬にして情景が浮かびませんか?

哀しいだけではない、言葉に出来ないニュアンスが伝わってくるようです。


●Beautiful
「音もなく積もる信頼が
ささやかな毎日の中
答えてくれる」


「信頼」とはどういう物体なのか、しっくりきた部分でした。

「あなた」の「私」に対する振る舞いから、心に「音もなく」積もってくるもの…

実体は無いんですが、ふわっ、ふわっ、と、だんだんと膨らんでいく柔らかいもの。

そんなイメージです。

けど、まだ硬い絆ではなく、脆く危ういイメージも…

曲全体を通して漂う幸せいっぱいな雰囲気に、未熟な甘酸っぱさも感じさせる、絶妙な表現でした。


●I scream!
「私のこと まっすぐにちゃんと見て」

倉木麻衣としてデビューしてから、良いことも悪いこともたくさん書き立てられ、噂され、とてつもないストレスを感じてきたことでしょう。

歌手としての活動とは別のところで、過去を探られたり、プライベートを暴かれたり。

私もそんな情報に飛び付いていたたちなので、この曲を聴いた時は、歌詞がグサグサ心に刺さりました。

そんな心の内なる叫びがストレートに歌われている本作でも、一番の叫びがこの部分ではないでしょうか。

『私の全ては私の歌にある』

そんな宣言と言うか、決意が感じられるフレーズでもあります。


●真っ赤な傘~京都の雨~
「目を閉じるたび
街の景色は 静かに泣いていた」


個人的に思い入れがとても強い曲とフレーズです。

曲の冒頭に来るフレーズですが、いきなり心をつかまれました…。

「私」の心情を表すかのように「街の景色」はしとしと泣いているんです…でもマイナスのイメージは感じません。

この後

「「大丈夫だよ…」と
傘をたたいて 二人ひとつの傘」


と続くわけですが、相合い傘の中の二人を優しく包み込むような雨ですね。

他の曲にもちらほら見られますが、感情を可視化、擬人化した表現が、優しくて綺麗で好きです。

雨の京都の街…想いを寄せる人との一時から、離れ離れになる直前のシチュエーション。

そんな妄想をしています。



②につづく…