2016年6月

 

父が初めてのシスプラチン・イリノテカンを使用する抗がん剤治療を受ける為に入院した日、私はこっそり父にバレないように主治医の先生とお話をする時間を作っていただきました。

今まで先生とお話をするときはいつも父が隣にいたため、詳しい話に踏み込めずにいたんです。

 

入院の手続きを済ませ、血液検査とレントゲン撮影をしに行く父を見送り、先生が待ってくださっている部屋へ。

 

初めて2人で色々とお話をさせていただきました。

今回の抗がん剤治療のこと、どういった吐き気止めのお薬を使用してくれるのか、そしてこれから父の症状がどういったものになり、その時どういう対処をするべきなのか、、、、。

 

毎日お忙しくされているはずなのに、私が納得できるようにゆっくりと丁寧に時間をかけて色々と説明をして下さいました。

 

 

そして最後に私はどうしても気になっていたことを聞くことに。

 

先生は1月の地点で父の余命を7〜8ヶ月とおっしゃいましたがそれは今も変わっていませんか?

 

 

すると先生は

 

お父さんの場合、薬の効きがとても良く、副作用も今まであまり強くでてきていません。

今現状、普通の生活をされているのでこの秋頃に、、、ということはないでしょう。

 

 

それを聞いて少し安心した私。

 

 

ただ、来年を迎えられるのは五分五分かもしれません。

 

 

 

・・・軽く動揺してしまったけれど、でももう大丈夫。

父のことだからきっとまた先生の予想を外してくれるはず!

しかも50%って高い確率だもん!

まだまだ時間はあるはず。

いっぱい、いっぱい親孝行をしよう。

いっぱい、いっぱい父のサポートをしよう。

 

今日の先生とのお話は父にはもちろん母にも内緒。

主人にだけは伝えておきました。