昨日、日曜日の夜は、オペラ合唱団の練習に行きました。
今年の2月から、月に1回、プロのオペラ歌手の先生にご指導いただいています。
今回のご指導は、ソプラノの先生でした。
今、12月1日(日)に行われる「大田区合唱フェスティヴバル」への出演に向けて練習しています。
演奏曲は、マスカーニ作曲「カヴァレリア・ルスティカーナ」より、開幕の合唱曲 “ オレンジの花は香り ” です。
当日は、楽譜を持たずに、暗譜で演奏する予定です。
昨日の練習では、いつものように、最初に発声練習を行いました。
今回は、途中で、2人ずつのペアーになって、お互いの声を聴き合いました。
私は、バスパートの方とペアになりました。
交替で発声練習を行い、その直後に、相手の「良かった所」「改善すると良い所」をアドヴァイスしました。
私の相手のバスの方は、とても柔らかい歌声で、高音も楽に出していました。
ただ、後半に音域が下がっていく時に、だんだん、声が弱くなって、最後の方では、声がかすれてほとんど響かなくなってしまいました。
それで、私から以上2点について、アドヴァイスさせていただきました。
「身体の力が抜けていて、とても良い声ですね。」
「バスなので低温が響くように、重心を低くして “ 支え ” を意識すると良いと思います。」
その後、もう一度、同じ方が発声練習をしました。
私のペアの方は、低音の支えを意識されて、1回目よりもバスらしい良く響く声になりました。
他のペアの皆さんも、2回目の方が良く響く声で歌っていて様です。
そして、歌う方を交代しました。
私の声を聴いて下さり、「遠くまで響く良い声ですね」と褒めてくださいました。
私から「唐あの力が中々にけなくて・・・」とお話しすると、「笑顔で歌うと、力が抜けると思います。」と言ってくださいました。
2回目は、顔の表情を意識して歌いました。
すると、少し喉が楽になったように感じました。
合唱団の練習では、なかなか他のメンバーの歌声をじっくりと聴くことがありません。
今回のように、隣の人の歌声を聴き合って、率直にアドヴァイスし合う方法は、とても有効だと思いました。
小学校の授業や合唱団の練習にも、こういう方法を取り入れてみたいと思いました。
ちなみに、この合唱団は、来年1月から、翌年1月に行うオペラ公演に向けての練習を始めるそうです。
その演目は、「カヴァレリア~」ではなく、他の演目のオペラを日本語訳詞で歌う、と発表されました。
私は、来年に「カヴァレリア~」の全曲公演を行うものと思い込んでいたので、とても驚きました。
短い期間でしたが、プロのオペラ歌手の先生に発声からていねいに教えたいただいたことは、とても有意義な時間でした。
今後も、オペラやオペラの合唱曲は、たくさん歌っていきたいと思います。
そのために、発声法の工夫は大切だなと思っています。