今年度勤務している小学校では、6月1日(土)に運動会を予定しています。

その運動会で、低学年・中学年・高学年と、それぞれ表現種目に取り組んでいます。

 

中学年の表現種目は、沖縄の伝統芸能「エイサー」になりました。

「エイサー」は、私も以前に、川崎と鶴見の団体で踊っていたことがあります。

鶴見の団体では、川崎チネチッタの「はいさいフェスタ」や「町田フェスタ」の出演に参加したこともあります。

また、8月に地元鶴見で行う「道じゅねー」にも、何回か参加していました。

 

というように、私が大好きな伝統芸能です。

以前に、運動会で「エイサー」の取り組む時に、全員分のバチを私が手づくりしたこともありました。

ということもあって、今年の運動会でも、全員分のバチを私につくらせていただくことになりました。

3年生・4年生合わせて、90名分です。

 

先週の木・金の2日間で、授業のない空き時間を利用して、新聞紙を細く丸めて細長い棒をつくりました。

そして、今週の月曜日には、その新聞紙の棒に白い布ガムテープを巻き付ける作業をしました。

これで、バチはほぼ完成です。

 

あとは、全体のデザインをどうするかを、学年の先生に決めていただきました。

エイサーのバチは、団体によって装飾が違います。

私は、見掛けることが多い、赤いビニールテープを螺旋状に巻き付けたデザインのバチを見本につくって、学年の先生に見ていただきました。

例えば、学年やクラスによって、ビニールテープの色を変えて巻き付けるとか、方法は色々あると思いました。

相談の結果、全員分を赤いビニールテープに統一することなったそうです。

 

今日は水曜日なので、通常なら出勤日ではありませんが、5月は指定された出勤日数が多いため、今日は出勤する日になりました。

そして、音楽専科の先生は、昨日発熱されて今日は一日お休みになりました。

ということで、私が参加する授業がなくなり、午前中4時間が空き時間になりました。

4時間目が、中学年の表現種目の合同練習です。

 

そこで、午前中の3時間を使って、最後のビニールテープ巻き付け作業をすることにしました。

3時間で完成すれば、4時間目の合同練習の時に児童たちに配って、バチを持って練習して欲しいと思いました。

朝から、一本ずつ、地道に作業をしていきました。

1時間目に、30本以上つくることが出来ました。このペースなら、4時間目に間に合いそうです。

 

今日は、午後から研究会があるので、特別時程で、中休みが10分間しかありません。

その休み時間も、バチづくりの作業を続けました。

ようやく90本+4本のバチが完成したのが、3時間目終了5分前でした。

 

完成したバチを、すぐに、私が体育館へ運びました。

そして、集まって来た3・4年生が体育館に並んだ後に、担任の先生方にバチを配布していただきました。

見た目は、本物のバチをほとんど変わらないので、児童たちは喜んでいました。

担当の先生が、私が全員分のバチを製作したことを紹介してくださり、児童たちからお礼の言葉をいただきました。

私からも「しっかり練習して良い演舞をしてください」と声を掛けました。

 

その後、少し体育館に残って練習を見学しました。

今回の踊りは、私が全く知らない振り付けでした。

また、通常のエイサーは、同じ振り付けを何回も繰り返すのですが、音楽が進むにつれて、振りもどんどん変化していきます。

児童たちは、「はーいーやー」とか「いやさっさっ」と、大きな声を出しながら、楽しそうに踊っていました。

太鼓の代わりに、板目紙半分を左手に持っていましたが、バチで叩く音がなかなか迫力があって素敵でした。

 

今後も、私の空き時間に練習を行う時には、練習を見学させていただこうと思います。

これからの連数の進み具合、そして、運動会当日の演舞が楽しみです。