一昨日の日曜日、小田原まで行って来ました。

実家の母が愛用する万能薬「ういろう」を買いに行きました。

 

「ういろう」と言えば、演劇やアナウンスを学ぶ人が必ず練習する「外郎売」に出てくる「ういろう」です。

歌舞伎の中の一部分で、薬の効能について通りがかりのお客さんに説明しながら売るという場面です。

「拙者、親方と申すは~~~」で始まり、最初に「ういろう」の店の場所について説明しています。

 

途中の部分では、この薬を飲むと「舌が良く回ってくる」と言いながら、早口言葉を長く話します。

私も、以前に演技レッスンで全文を覚え、演技しながら話す練習をしました。

 

母は、ずい分以前から、この「ういろう」を愛飲しています。

頭痛や消化不良等の体調不良の時、「ういろう」を飲むと、良くなるそうです。

そのういろうの買い置きがなくなったとのことで、私が買いに行くことになりました。

 

私に自宅は、新横浜駅から徒歩16分程です。

小田原まで、新幹線で1駅、約15分で着きます。

今までも、行こうと思えば、すぐにでも行けたと思いますが、今回、初めて買いに行くことになりました。

朝9時20分に自宅を出て、小田原駅に着いたのは、10時少し過ぎでした。

「ういろう」本店までは、徒歩約20分です。

 

でも、すぐには本店に向かいませんでした。

せっかく小田原に来たのだから、途中の小田原城に寄って行こうと思いました。

駅から歩いて10分程で、小田原城のお堀に沿った道路に着きました。

ちょうど、桜の花がほぼ満開で咲いていました。

歩道が、桜のトンネルになっていました。

 

日曜日の朝早い時間帯でしたが、多くの人が小田原城の観光に訪れていました。

外国人の団体も観光に来ていました。

 

天守閣近くの公園に着くと、鎧兜を着た人が写真を撮っていました。

その写真を撮るために列に並んでいる人たちもいました。

鎧兜だけでなく、女性はお姫様、子どもは忍者の衣装を着ている人もいました。

どうやら、この衣装を着た写真撮影は、無料のようでした。

 

その後、小田原城の中に入りました。

城の中は、博物館のようになっていて、歴史の展示物がたくさん置いてありました。

外は古くから伝わる城ですが、中身は現代風な内装になっています。

そのギャップが面白かったです。

 

最上階に着くと、外に出て天守閣の周りを一周することが出来ました。

天気が良かったので、とても良い眺めでした。

海も良く見えました。

 

その後、階段を下って城の外へ出て、「ういろう」本店に向かいました。

本店の前で写真を撮りました。

そして、店内に入り、「ういろう」を3箱買いました。

一人一度に3箱までしか買えないようです。

お値段は、1箱6600円(税込み)×3箱=19800円でした。

 

ちなみに、新幹線の料金は、乗車券と特急料金合わせて、片道1980円でした。
この交通費と「ういろう」の代金は、母が出してくれることになっています。

 

購入後、「ういろう」の箱全体を写真に撮りました。

そして、演技レッスンの仲間のLINEグループに、写真を転送しました。

 

自宅に帰り着いたのは、12時10分でした。

出発してから約3時間です。

 

新横浜駅に近くに住んでいるのに、今まで、新幹線に乗るのは、年に1回あるかないかでした。

今後も、機会があったら、ぜひ、新幹線で遠くまで出かけてみたいと思います。