今日の4時間目。

6年生のあるクラスの担任が出張でいなくなるので、代わりに私が「補教」として児童管理に行きました。

教室に着いたのは、チャイムが鳴る1分位前でした。

まだ、担任の先生が教室にいて、児童数名の指導をしていました。

他の児童は、席を離れて集まって話していたり、自席でタブレットを操作していたり、普通の休み時間の風景でした。

 

チャイムが鳴る少し前なので、そろそろ席に着くかと思っていましたが、まだ戻ろうとする気配がありません。

担任の先生も、「もうすぐ始まる時間だぞ」というような声を掛けていません。

そんな状態のまま、とうとう授業開始のチャイムが鳴ってしまいました。

 

少しずつ席に着こうとしていましたが、まだタブレットをシャットダウンしない児童が多かったです。

チャイムが鳴り終わった頃、担任の先生が「切り替えを早くしよう」と声を掛けました。

このクラスでは、たぶん、毎時間、こんな風にチャイムが鳴ってから席に着く習慣なのだろうと思いました。

 

学校には「チャイム」が鳴るのが一般的です。

私の感覚では、チャイムが鳴るのと同時に授業を開始したいです。

授業開始のあいさつは、チャイムが鳴り終わるまでに終わらせたいと思います。

 

昨年勤務していた学校では、音楽室で高学年の授業をしていたので、チャイムの音に合わせて「起立」「よろしくお願いします」「着席」を行っていました。

もちろん、前の授業の終了が遅い時には間に合わないので、そんな時には、オルガンで「2回目のチャイム」を演奏します。

 

今年の勤務校では、1・2年生の授業を担当しているので、教室での授業です。

やはり、チャイムが鳴る3分位前には教室に行って準備をしながら、「鍵盤ハーモニカの用意をして!」とか声を掛けます。

それでも、着席前にチャイムが鳴ってしまうことが多いです。

 

ちなみに、現在、勤務校のチャイムは、正しい時刻より15秒遅れて鳴り始めています。

つまり、「時間を守る」ことを児童に身に付けさせたいのなら、チャイムが鳴る15秒前に、授業開始の挨拶をすると良いです。

 

実は、私は、以前にチャイムが鳴らない学校に勤務していました。

その学校は、いつからかは分かりませんが、児童たちにとっては、入学した時から「チャイムが鳴らない」のが当たり前なので、特に問題なく、毎日の生活が進められています。

休み時間も、時計を見て、自然に教室の戻って来る習慣が付いていました。

 

また、中学校に勤務していた時には、「チャイム着席」とか「ベル着」とか言って、毎時間、チャイムで着席出来ていない生徒を生活委員が名簿にチェックしたりしていました。

今では、「着席チャイム」という学校も多いようです。つまり「着席→チャイム」という順番です。

これが出来るようになれば、もう、チャイムが鳴る必要がないことになります。

 

今日の6年生の教室では、3分程遅れて授業開始のあいさつをした後に、私から少しチャイムの話をしました。

「チャイムが鳴る前に席に座る」ように、低学年の良いお手本になって欲しい。

突然、そんなことを言われても、毎日の習慣になっていないのだから、無理な話ですよね。

 

児童たちに「時間を守る」習慣を付けさせるためには、私たち教員も「時間を守る」ように意識して行動したいです。

授業の終了も、「チャイムが鳴る前に授業を終わる」を心掛けたいです。