私は、自転車通勤をしているので、毎日、自宅マンションの駐輪場を利用しています。
そして、いつからか、利用する時に、周りの自転車の整理・整頓をするようになりました。
この駐輪場は、通路を挟んで両側に置けますが、一方は金属のラックがあります。
そして、もう一方は、通路側に白い線が引いてあるだけです。
その白い線からはみ出している自転車を、線の内側に移動します。
白い線内に入れるためには、自転車を斜めに重ねて置く必要があります。
それで、奥の方から一台ずつ斜めに置き直したりしています。
この平置きの場所には、電動アシストの自転車が多く、車体が重いので、結構、腕の力が必要です。
金属のラックがある方は、ラックが交互に上下二段になっていて、ラックとラックの間が狭いので、車体を横に傾けないと、入れられません。
そこで、駐輪する人は、自分の自転車が入れやすいように、隣の自転車を横に倒します。
でも、この作業は、次に駐輪する人のことを考えて、入れやすいように自分の自転車を駐輪した後に、横に傾けておくと良いです。
そんなことも考えて、ラックの方は、空いているスペースに入れやすいように、奥の方から横に傾ける作業も行います。
日によっては、この作業に5分位掛かることもあります。
もう一つ、大切な作業があります。
それは、入り口にチェーンを掛けて、外との境界を明確にすることです。
以前に、管理組合の理事をしていた時に、理事会でこんなことを聞いたことがあります。
「チェーンをしていると、外部の者がその中に立ち入った時に“不法侵入”したことになる。」
つまり、チェーンは、駐輪場の内部(敷地)を守る大切な仕切りだと思うのです。
こちらは、特に夜間17時以降には、チェーンを掛けるように言われていました。
ところが、現状では、このチェーンを掛けるのは、少し面倒くさいので、ほとんどの人が外したままで行ってしまいます。
私は、18時頃に帰宅して駐輪場に行くことが多いのですが、ほとんどの日に、このチェーンは外されています。
もちろん、私が去る時には、このチェーンを掛けますが、朝には、ほとんどの日が、外されています。
私は、今は、管理組合の理事ではありません。
でも、この駐輪場の整理整頓は、私の大切な任務だと、勝手に思い込んでいます。
基本は、「次に利用する人が気持ち良く使えるように!」だと思います。
例えば、公共施設のトイレのスリッパを、次に利用する人が使いやすいように、向きを変えて揃えておくのは、大切なマナーですよね。
駐輪場の利用も、同様だと思います。
「駐輪場がきちんと整理されている」ということは、マンション全体の資産価値を高めることにもつながるのではないでしょうか?
私なら、購入を考えて見学に行ったマンションの駐輪場が整理されていることは、購入への大きな決め手になります。
私の他にも、さりげなく整理・整頓やチェーンをしてくれる人が増えると良いなと思うのは、ワガママな考え方でしょうか?