2年生が、鍵盤ハーモニカの練習を始めました。

題材「ドレミであそぼう」で、「かっこう」を練習しています。

 

まずは、「ドレミのうた」で、中間部分を階名で歌いました。

その時に、コダーイシステムを元にした「ハンドサイン」を教えて、両手でやりながら歌いました。

「ドミミー|ミソソー~~」という部分です。

 

次に、そのハンドサインを使って、「曲当てクイズ」をしました。

「チューリップ」、「ちょうちょう」の2曲を、曲名を言わずに、ハンドサインをしながら階名で歌いました。

最初は、なかなか正しい音を歌えませんでしたが、何人かは、何の曲か分かったようでした。

曲が分れば、音の高さも取りやすくなります。

 

続いて、「かっこう」も、曲名を言わずにハンドサインで旋律を歌いました。

これも、何人かはすぐに分かったようでした。

ただ、最初の「ソッミー」のソのスタッカートをやらなかったので、少し分かりにくかったようです。

 

曲名を知らせてからは、順調に階名で歌うことが出来ました。

階名と指使いを覚えれば、すぐに鍵盤ハーモニカで演奏できるはずです。

 

ということで、今度は、ハンドサインではなく、右手の指使いをしながら歌いました。

まずは、自分の顔の前で、私の左手を見て真似させました。

とにかく、まずは「私の指使いを(鏡で)真似すれば、指使いが出来る」ことを知って欲しかったです。

次に、机に指先を付けながら、同様に[指使い+階名で歌う]練習に入りました。

この時も、机の指は見ないで、私の左手に注目させます。

 

ここで、いよいよ、鍵盤ハーモニカを使った練習になります。

まず、ホースを付けずに、今、机の上でやった練習を、鍵盤を押さえながらやっていきます。

すると、やはり、どうしても自分の鍵盤を見てしまい、私の指を見ていない児童が増えてきました。

 

ちなみに、私は、右手で、音を出すタイミング[パー]と、切るタイミング[グー]を指示します。

また、旋律の途中で次に進まずに、一旦停止することもあります。

最初の「ソッ」の小さい「ッ」の時に、舌の先で息を止めます。これで、「トゥットゥーッ」という旋律になります。

私の右手を見ていない児童は、「ッ」で音を止められなかったり、勝手に先に進んだりしてしまいます。

そうこうするうちに、少しずつ、顔を上げて注目してくれる児童が増えてきました。

 

そこで、いよいよ、ホースを装着して、音を出しながら練習です。

右手でチョキをして、「二つのお山」を押さえます。

そのまま、親指の鍵盤を押さえると、この音が「ド」です。

そして、ドレミファソと、順番に指で鍵盤を押さえていきます。

 

[ソ]を押さえたら、もう鍵盤は見ません。

あとは、私の右手の[パー]、[グー]に合わせて、左手の指使いを真似しながら演奏するだけです。

この時点で、私の両手を見てくれている児童は、半分ほどになりました。もう一息です。

だいたい、鍵盤が苦手な児童が、私の指を見てくれない場合が多いです。

「私の指を真似すれば出来る」ことに、早く気付いて欲しいです。

 

最後は、座席で3つのグループに分かれて、演奏を聴き合いました。

演奏していないグループの児童は、ホースを口から離して、指使いだけ同時に練習します。

この時も、苦手な児童のために、私が両手で指使いと音を切るタイミングを指示します。

 

次回は、もう少し少人数で、発表し合えると良いなと思います。

どういう風に人数と順番を決めるかは、もう少し考えようと思います。

 

「かっこう」の次は、「かえるのがっしょう」で、カノンに挑戦します。

今後の、2年生の鍵盤ハーモニカの練習が楽しみです。