今日は、オペラの団体が主催するコンサートに出演しました。
昨年に1月に、私もオペラのアンサンブル曲で出演させていただいた団体です。
会場は、大田区のアプリコ小ホールです。
今回のコンサートは、「リレーコンサート」というタイトルです。
出演者が、一人15分間の持ち時間で、どんどん演奏をつなげていくという形式でした。
当初、主催者から、「オペラだけでなく、色々なジャンルの演奏をつなげたい。」というお話を伺いました。
それで、私は、オペラではなく、オリジナル曲の「ピアノ弾き語り」で出演することにしました。
ところが、出演者とプログラムが決まったら、私以外は、皆さんオペラのアリアや重唱曲・歌曲の演奏になっていました。
私だけが、オペラ・声楽以外という内容になりました。
それで、いつものように、マイクで歌うようお願いしたのですが、他の出演者との関係でマイクなしで、と言われてしまいました。
ということなので、いつものライブで歌うよりも、音量を上げて、オペラの歌い方に近い声で歌うことになりました。
そして、一週間程前から、そのために、オペラの声で歌う練習をしていました。
ラッキーなことに、3日前位から、喉の調子が良くなってきて、自転車で歌う時に、高音も楽に出せるようになって来ました。
今日は、午前中にリハーサルがありました。
オペラの皆さんは、ピアノを半開にして歌われますが、私は、それではピアノの音が大きすぎるので、それよりも狭い“小開”でお願いしました。
主催者が、急遽、そのピアノを開閉する担当者を決めてくださり、希望通り、小開で演奏することが出来ました。
結果的には、ピアノの音量は、それ程通作なることはないとは思いますが、気持ちとして、少し楽になりました。
いよいよ、本番の演奏が始まりました。
やはり、気になるのは、ピアノと歌の音量バランスです。
一曲目は、「みどりの大地」。最初は、ア カペラで始まります。
久し振りにホールで歌ったら、声が客席に良く響いているのか感じられて、気持ち良かったです。
途中からピアノが入りましたが、全体的に音が大きくなり過ぎないように、気を付けて弾きました。
2曲目の「旅立ちの日に」は、原曲(混声版)の変ロ長調で歌いました。
こちらは、低いB♭の音が、ほとんどかすれてしまい、なかなか響きません。
それでも、後半最後の高音e♭を伸ばす部分では、気持ち良く歌いきることが出来ました。
3曲目は、「はばたけ!」です。
この曲も、サビの高音 f が、地声では少し出しにくいなという曲です。
この音域は、ちょうど地声と裏声のチェンジの音域なので、その中間の声で歌えると良いのですが。
本番では、なんとか地声で高音を歌いきることが出来ました。
オペラを歌う時には、この f は、バリトンでも楽に歌えるのに、弾き語りでは少し苦労します。
リハーサルや演奏を終わった後に、他の出演者の方から、ご感想をいただきました。
「自分で作詞作曲するなんて素晴らしいですね。」「とても良い曲ですね。」「合唱で歌ってみたいです。」
自分では、オペラのコンサートで「ちょっと場違いかな?」と思っていたのですが、こんな風に思っていただけて、うれしかったです。
他の出演者の皆さんは、とても素晴らしい歌声と演奏でした。
男性は女性よりも少なかったので、オペラの二重唱で、何曲も歌われた方がいました。
結果的に、私も、アンサンブル曲を歌ってみたかったです。
こんな風に、実力のある歌手の皆さんと同じステージで歌えたことは、とても良い経験だったと思います。
次の機会には、私も、ぜひ、オペラを歌いたいなと思いました。
また、可能でしたら、今日の出演者と一緒に、オペラの合唱曲も歌ってみたいです。
主催者に、後日あらためてお願いしてみようと思います。
とても楽しく充実したコンサートでした。