昨日の午後、オペラアンサンブルのレッスンに行きました。

大田区で活動するオペラ団体のレッスンです。

 

この団体には、約2年前から参加しています。

月に2回、アンサンブル曲のレッスンを受けることが出来ます。

昨年1月に、オペラコンサートを行い、私もアンサンブル曲2曲に出演させていただきました。

2曲とも、モーツァルトのオペラです。

 

そして、その後も、2月・3月と、1回ずつアンサンブルのレッスンを受けました。

でも、レッスンの時には、高音がなかなか思うように出せず、苦戦しました。

先生からは、「もっと力を抜いて笑顔で!」というようなアドヴァイスをいただきました。

 

それから、しばらくの間、レッスンを受けるのを止めていました。

いつもやっていた、自転車でオペラを歌うのも、やらなくなりました。

 

でも、3か月位過ぎた頃から、時々、「やっぱりオペラを歌いたい!」と思い、少し歌ってみることがありました。

以前もそうでしたが、自転車で歌う時は、高音も楽に出すことが出来ます。

レッスンでも、こんな風に力を抜いて楽に歌えたら良いのに、と思っていました。

 

昨年12月頃に、オペラを歌ってみたら、なんとなく喉の調子が良いと感じました。

それで、今回2月のレッスンを受けてみることにしました。

曲は、以前にも何回もレッスンで歌ったことがある、モーツァルト「コジ・ファン・トゥッテ」29番に決めました。

最高音は A ですが、途中で何回も続けて出てきます。

 

今日のレッスンでは、歌い始めの時の A は、問題なく楽に出すことが出来ました。

しかし、歌っていくうちに、だんだん喉に力が入ってきてしまいました。

そして、後半の高音 A では、どうしても声が響かずに裏声になったり、かすれたりしてしまいました。

まだまだ、練習が足りないんだなと思いました。

 

先生からは、「声を身体から放り出している。もっと身体全体を響かせて歌うと良い。」というようなアドヴァイスをいただきました。

私は、以前に個人レッスンを受けていた先生に、「顔の1m位前の方で、自分の声が勝手に鳴っているような状態が良い。」と言われました。

それで、そんなことを意識しながら声を出していました。

昨日の先生は、その逆のことを言っているようにも思えました。

また、以前に個人レッスンを受けていた、別の先生には、「声は前ではなく、後ろの方向へ響かせるようにする。」というように教えていただきました。

 

3人の先生が仰っていることは、まるで矛盾しているかのようにも思えますが、私は納得しました。

つまり、自分の声を、すぐに前に出すのではなくて、「息を後ろの方へ回しながら自分の身体の中に共鳴させて、その後、共鳴した声を顔の前方に焦点を集めて遠くに響かせる」というようなことではないでしょうか?

 

また、昨日の先生は、高音が思うように出せない時の私の表情が、とても険しくなっていると指摘されました。

このことは、以前にも別の先生から同じことをご指導されていて、最近は、自分で歌っている時には改善していたと思っていました。

でも、やっぱり、レッスンになると、思う通りの声は、なかなか出せないのですね。

 

アンサンブルレッスンを受けるのは、約1年振りでした。

今回は、喉の調子も、良い方だと思っていました。

選んだ曲も、以前に何度も歌ったことがある曲にしました。

それでも、レッスンでは、特に後半は、ほとんど思うようには楽に歌うことが出来ませんでした。

 

次回のレッスンは、4週間後の3月19日(日)です。

次も、今回と同じ曲でレッスンを受けようと思います。

それまでに、もう少し「楽に歌う」歌い方を色々と試してしてみたいと思います。