5年生の1月の題材は、「日本の音楽に親しもう」です。
まずは、教科書に載っている「春の海」を鑑賞しました。
「こと」と「尺八」という日本の楽器を中心に学習しました。
今日の授業では、その「春の海」の最初の尺八の旋律を、リコーダーで練習しました。
最初に、私が模範演奏をしました。
すると、多くの児童が喜んで、拍手してくれました。
実は、この「春の海」のリコーダー演奏は、私が以前にピアノ弾き語りソロライヴに出演していた時のレパートリー曲です。
その時は、アルトリコーダーで演奏しました。
ソプラノよりも音域が低いので、尺八に似た音色になります。
また、普通、リコーダーで使う「タンギング」を使わず、息だけで演奏します。
今日の授業では、その前に、「ソーラン節」「かりぼし切り歌」の2曲の日本民謡を鑑賞しました。
「かりぼし切り歌」の拍子がなく自由な表現は、「春の海」でも使われていて、一応楽譜は用意しましたが、テンポやリズムは自由に演奏出来ます。
“ ソラードーーラソミーレ|ミーーッ ”
“ ラーーソラドレ|ミーーーレミーー ”
“ ラーーソラソミーーレ|ミーーー ”
“ ソラーードーーラソ|ラーーーー ”
“ ーー ” と音を伸ばす部分は、長さを自由に伸ばします。
「タンギング」の件は、一応「舌を使わずに息だけで演奏しましょう」と言ってはみたものの、普段タンギングを使って演奏している児童たちにとっては、難しい演奏法だと思います。
1フレーズずつ少しずつ練習しました。
ほんの7~8分間の練習でしたが、最後には通して演奏することが出来ました。
次回は、「ソーラン節」にも挑戦してみたいと思います。
歌うことは少し難しい日本の民謡ですが、こうやってリコーダーで演奏すると、日本の音楽も身近になると思います。
児童たちにとって、あまり馴染みのない日本の音楽ですが、これからも、ぜひ、その魅力を伝えていきたいと思います。