5年生は、9月の題材「和音の移り変わりを感じ取ろう」で、「こげよマイケル」の三部合唱に挑戦しました。
やはり、5年生は。まだ “ 合唱 ” に慣れていないので、三部になると、自分の音が分からなくなるようでした。
そこで、その次に「夢の世界を」の学習に入りました。
教科書では、次の題材「曲想の変化を感じ取ろう」の教材になっていますが、やはり後半は二部合唱になっていて「和音の移り変わり」も感じて欲しい教材です。
そこで、まずは、二部合唱の2つのパートの音をリコーダーで演奏して二部合唱にすることにしました。
このように、合唱曲をリコーダーで同じ音で合奏することは、1学期にも6年生で取り組みました。
つまり、リコーダーの演奏というよりも、合唱の音取りのために、リコーダーを利用する、という感じです。
5年生も、「こげよマイケル」では、合唱する前に、リコーダーで三部合奏して「和音の移り変わり」を感じてから声での合唱に移りました。
でも、まだ、自分のパートを歌うのが精いっぱいで、他のパートを聴きながら「和音」を感じることは、少し難しいようでした。
ということもあって、今回は、基本的に二部の「夢の世界を」で、「和音」を感じながら歌えるようになると良いなと思っています。
でも、実は、この「夢の世界を」は、元々中学校で混声三部合唱として歌われていた合唱曲です。
ところが、小学校の教科書では、同声二部で、アルトパートのアレンジも混声三部のアルトとは変わっている部分があります。
それで、今回は、将来混声三部でも歌えるように、混声三部のソプラノ+アルトで二部合唱することにしました。
そして、合唱の前に、リコーダーで音取りを兼ねて二部合奏します。
まずは、楽譜を見ながら、階名唱をします。
後半の女声二部の楽譜を拡大して書画カメラで提示し、一つ一つの音の階名を確認しながら歌っていきました。
ソプラノ「ミーー|レーー|ドーレドード|シーー~~~」、アルト「ソーー|ソーー|ミーミミーミ|ミーー」
実は、アルトの方が、譜読みが楽でした。
階名で歌えるようになった後に、今度は、両手でリコーダーの指使いをしながら階名唱します。
この時、私は左右逆(鏡)の手で、指使いを提示しながら進めます。
音が変わるよりも、微妙に早いタイミングで、指使いを変えていきます。
アルトパートの後半で、[♯F]が出てきます。
ここでは、指使いで「ドから♯ファ」を何度も繰り返して、右手の小指をしっかり押さえるように練習します。
私の勤務校は、残念なことに[ジャーマン式]のリコーダーを使用しているので、この♯Fで小指を押さえなければいけないので、子どもたちにとっては難しい指使いです。
1つのパートの練習が終わって、いよいよ二部合奏で合わせることになりました。
音楽室は、座席が3つのグループに分かれているので、2グループがソプラノ、1グループがアルトという組み合わせにしました。
私は、両方の指使いを提示することが出来ないので、指使いではアルトを提示し、ソプラノは、音を出す少し前に、口で階名を言うようにしながら進めました。
そして、3回交代して合わせました。
最後の5分間位で合奏しましたが、なかなか良い感じの響きになりました。
今日の授業は、ここで終了です。
次回は、いよいよ、声での二部合唱になります。
きっと、素敵な声で、気持ち良く合唱してくれることと思います。
今後の5年生の合唱練習が楽しみです!