今日は、5年生2クラスの授業がありました。

5月は、題材「音の朝なりを感じ取ろう」を学習しています。

 

今までは、歌唱で「あの青い空のように」をカノンで、「Believe」を並行三度の二部合唱で「音の重なり」を感じながら学習を進めました。

今回は、合唱曲を観賞しながら「音の重なり」を感じ取る授業です。

 

教材曲は、教科書に掲載されている「アイネ クライネ ナハト ムジーク 第一楽章」です。

弦楽合奏の名曲で、この曲の冒頭部分は、誰でもが一度は聴いたことがある旋律です。

替え歌にもなっているとかいないとか~~~。

 

前回は、弦楽器の4種類の名前・形・音色を、デジタル教科書で確認しました。

すべて「愛のあいさつ」という曲を演奏している場面を観賞しました。

次に、「音の重なり方」を、3つのパターンに分けて聴き取りました。

「ユニゾン(斉奏)」、「旋律と伴奏」、「追い掛け」の3パターンです。

 

これも、デジタル教科書で、図形楽譜を見ながら実際の演奏で確かめました。

特に、低音楽器の音を聴き取りながら、バイオリン(主旋律)とどのように関わっているかを考えながら聴きました。

低音の旋律をオルガンのストリングスの音色で弾いて確認し、その後に演奏を聴くと、多くの児童が低音の旋律を聴きとれたようでした。

その後、第一楽章を通して聴き、教科書の図形楽譜を指差しながら、音の重なり方を感じ取っていきました。

多くの児童が、音楽に集中して「音の重なり方」を聴き取ろうとしていました。

 

今日は、その2回目の授業です。

最初に、教科書の合奏全体の写真を見て、4種類の楽器名を確認していきました。

バイオリン以外の楽器名は、やはり、すぐには出て来ませんでした。

そこで、もう一度、楽器の拡大写真と楽器名で確認しました。

ついでに、各楽器を演奏している真似をしました。

 

次は、いよいよ「音の重なり方」を聴き取る学習です。

まずは、教科書の図形楽譜を見ながら、冒頭部分の3つの重なり方を確認しました。

その時に、ハンドサインを決めました。

「ユニゾン」=[グー]、「旋律と伴奏」=[パー]、「追いかけ」=[チョキ]です。

それぞれの音の重なり方が聞こえたら、このハンドサインを出します。両手でもOKです。

 

それから、第一楽章を通して聴きました。

聴きながら、自分で考えて、[グー]、[パー]、[チョキ]を出します。

また、音楽に合わせて、身体や手を自由に動かしても良いことにしました。

 

実は、[パー]と[チョキ]は、微妙なところがあって、どちらとも言えないような部分が多いです。

それでも、児童たちは、集中して、身体を揺らしながら、楽しそうに聴いていました。

私も、負けずに前で揺らしているので、それを真似する児童も多かったです。

本当は、私がやちゃいけなかったですね~~。

 

最後は、演奏場面を動画で鑑賞しました。

特に、指揮者の姿を見て欲しかったのですが、児童たちには、その指揮者の表情が面白かったようで、動画が始まった瞬間に爆笑が起きてしまいました。

指揮者の表情が豊かな演奏だったので、とても楽しくなったようです。

「笑っても良いけど、声は出してはいけません」とアドヴァイスして、もう一度通して視聴しました。

みんな、笑いをこらえながら聴いています。

終わった瞬間に、また、爆笑が広がりました。

 

「カッコいい指揮だったよね!」

「みんなは笑ったけど、演奏したいた人たちは笑わなかったよね!」

「指揮者の表情に合わせて演奏していたんだよね!」

そんなことを言って、フォローしたら、納得した児童もいました。

 

どちらにしても、今回の鑑賞は、楽しく学習できたようです。

今後も、素敵な音楽をたくさん鑑賞して欲しいなと思います。