今日は、4年生の鑑賞の授業でした。
題材名『歌声のひびきを感じ取ろう』
教材「パパゲーノとパパゲーナの二重唱」
前回の授業では、パパゲーノ(男性)かパパゲーナ(女性)の役を各自で選んで、歌い出しの「パパパ~」の部分を歌って合わせてみました。
その後、通しに聴きながら、自分が歌っている時に立つ、歌っていない時に座るという動作をしました。
この男女が掛け合いながら歌ったり、また同時に歌ったりする部分もあって、この「立つ」「座る」が、かなり忙しくなりました。
でも、こんな風に身体を動かしながら音楽を聴くのは、4年生にとっては、結構、楽しそうでした。
今回は、実際のオペラの舞台で、どのように歌い演じるのか、他の登場人物は、どんな声でどんなふうに歌うか、を動画で鑑賞しました。
最初は、この二重唱です。
画面は少し暗かったですが、二人の衣装が似ているので、オペラの雰囲気が子どもたちにも伝わったと思います。
続いて、他の登場人物の歌声を紹介しました。
まずは、何と言っても “ 夜の女王 ” です。
ソプラノ高音[ハイf]をだす超絶技巧が必要な歌です。
その表情が、怒りに満ちていて、やはり雰囲気が伝わったと思います。
二人目には、“ ザラストロ ” を聴きました。
落ち着いた曲調で、低音をよく響かせて歌っていました。
三人目は、王子タミーノ。
魔法の笛を吹いて、動物たちが楽しく踊る場面です。
最後は、このオペラの一番最後の曲、第二幕フィナーレです。
ザラストロのソロの後、混声合唱が華やかに歌われます。
『魔笛』は、日本でもよく上演されるオペラです。
私も、学生の時にオペラ研究会で全曲を練習しました。
私の役は王子様ではなく、モノスタトスという悪役でした。
授業で『魔笛』を聴いて、一人でも多くの子どもたちがオペラの興味を持ってくれたら良いなと思います。
そして、もし、将来オペラ歌手を目指して、合唱団に入ったり音大の声楽科に進学したりする子がいたらうれしいです。
今回の動画は、YouTube動画から選びました。
音楽室にある大型モニターにクロームブックから映しました。
今後も、鑑賞の授業を中心に、YouTube を活用して、音楽を視覚的にも鑑賞していくような授業を目指そうと思います。