風の音治療院、安部先生の『正しい季節の過ごし方~土用』
先日、土用の丑の日に鰻を食べた方もいると思います。
その土用のお話。
土用は年4回あるって知ってました?
季節と季節の間にある、いわば切り替わり期間。
「はい今日から秋!立秋!」と言われても、
季節も体もついていけないですよね。
それを、はい、もうすぐ夏が終わって秋になりますよ~、
無理せずゆっくり準備しましょうねぇ、の期間。
丁度矢印のラインを越して陰の影響が大きくなる
季節になっていきますよ~の時。
反対の斜めのラインもあるんだけど、
やっぱり一番体に影響が大きいのがこの
陽から陰へ移行する、今の土用だそうです。
そしてこの土ライン(私が勝手に命名)は方位で言うと
いわゆる鬼門を示してるんですよね。
東北の鬼門と南西の裏鬼門。
陰と陽のバランスが切り替わるポイントなので不安定、
だから魔が入りやすいととか、反対に
生命誕生のエネルギーを生む神聖な場、と
考えられてきました。
風水だと水周りや不浄物などを設置したり置くことを
凶とされたりしています。
人体に置き換えると、土は消化器を管理しています。
口から肛門まで。
まさに口は鬼門。そこから何を入れるか。
魔を入れるか、エネルギーを入れるか。
入れるものを選べるのって口だけなんですよね。
耳だって鼻だって、手でふさいだりしないと
勝手に入ってくる。
目は閉じれるじゃない?っていうけども、
閉じるのは瞼。目は開いていたら勝手に情報は入ってくる。
自らの意思で決められるのは、口だけ。
その選択だけは自分にゆだねられている。
口に入れるものが自分の体を作っていくってことは
よく言われているけど、それ以上に
さあ、お前はどう生きていく?と問われているよう。
八卦でいうと、艮と坤。山と大地。
さあ、あなたの土台、どう作っていく?