4/16(火)

 

第38回全日本トライアスロン宮古島大会【スイム編】

 

午前7時スタート!!

5年ぶりに一斉スタートとなった宮古島大会。岸から駆け出した選手たちは

一気に海へ。自分もダイブし沖へと進む。

 

沖へ出ていく往路は追い潮。だから海底の景色がドンドン後ろへ動いていく。

強烈な追い潮、、、まるで川で泳いでるような。

そして5年ぶりの激しいバトル。後ろからくる選手にも捕まれ、引っ張られ、

叩かれ、乗っかられる。

近年各大会でウェーブスタートが多くなってバトル要素が少し緩和されたス

イムパートだったが、宮古島は相変わらずの激しさだ。

 

以前の自分だったらヒヨッてたけど、凄く冷静に捌いて泳げる。決して速く

は泳げないが、「苦手」種目ではないのだよ。

最初のブイをサッサと通過、今回からブイの形状が変わった。以前の三角型

から四角い円筒型に。そして大きくなった。

 

これは非常に重要。スイム中何が一番大切か、それは自分が正しい方向へ向

かっているかを常に把握する事。ゆえにヘッドアップした際に、すぐにブイ

が見つけられることは、安心感、疲労感に大きく影響する。もちろんそれが

スイムの安全にとってもすごく重要だ。

 

バトルは続く、もう凄まじい。これは2周回目になっても続くことになる。

なのでイチイチ慌てたり、ムカついたり、感情的にはならない。

 

問題が一つ。スタート時に足裏が攣りそうになる。このブイはプールで泳い

でると時折なる。その場合、一旦止まってマッサージしたりストレッチする

と緩和するのだが、足が付かないこの海でストレッチなどできるわけもない。

 

500mのラップ:8分03秒!!出たよ。このタイム。すごい潮だって事

だよね。だって、1500mを24分のタイムってことでしょ?

このタイムはもちろん大会終わってから知ったんだけどね。

 

前はしっかり確認できてる。そして周りには人がいっぱい居る。ある程度進

む方向は把握できてる。宮古島の海の視界も良好。凄まじいバトルの最中も

結構楽しんでる。足裏の攣りは解消されていた。

 

750mで最初の折り返し。次は岸へ。ちょうど登ってくる太陽が向かう先

にあってブイが見えづらい。これは宮古島の復路はいつもの事。あの場合は

ある程度周りの選手を頼りに進む。

 

とは言え、戻りは向かい潮なので全然進まない。前に見えているブイが近づ

かないのだ。思った通りだな。こりゃあ苦労しそうだ。

1000m:11分03秒。多分半分は追い潮、半分は向かい潮だったのだ

からこれが平均タイムって事か?

 

進まない進まない。それでも慌てないで淡々と腕を回す。自分はスイムは速

くはない。だが昨年から距離だけは拘って泳いだ。昨年は通算で350キロ。

今年もこの大会までに100キロは泳いだ。持久力なら自信がある。

 

進まない景色なのだが、それでも泳いでれば少しずつブイが近づき、自分の

横を通り過ぎていく。それを繰り返してようやく海の底が明るくなって来た。

慌てないで浅瀬になってから脚を着こう、、、としたその瞬間!!

 

両足の大腿筋が一気に強張った!!攣っている、ヤバい。浅瀬で踏ん張って

耐える。まだ半分なんですけど、、、。

 

脚が攣りながら岸へ。イテテテ、、、。岸ではスタッフの方がスイムスキッ

プの希望者へ呼びかけている。

どうする?自分もスキップ?収まりつつあるけど、2周目の沖へ出てまた痙

攣したらどうする?勇気ある決断か?

 

結構頭が回転してたけど、考えた時間は長いわけではなかったと思う。身体

を確認したうえで2周目に向かうことを決断。ただし2周回目は下半身は極

力使わずストロークで進む。

 

ちなみに陸上がったらすぐに1500mの打刻、14分01秒、で一周目は

33分07秒。まあ良き帰りでペースが倍くらい違うけど、トータルで通常

の淡水と変わらないか?

 

2周目に突入。スタート直後よりはバラけて少し泳ぎやすくはなってる、、。

と言っても結構バトルに巻き込まれながら進む。

2周目も追い潮、グングン進む。とりあえず折り返しの2250m迄行けば

あとは戻るだけだから、気持ちで帰って来れるだろう。

 

2000mのラップ8分40秒。一周目より落ちたとはいえ、結構速いよな。

2250mで折り返してあとは750mのみ。

 

すると今度は腰のあたりが攣りそうに、、、まったく今日はなんて日だ!!

とは言え耐えて凌ぐ。ここ数年とにかく冷静に泳ぐことが出来ている。30

00m、1時間も泳げばその間色々はあるよね。

 

2500mのラップ11分23秒。

借りたウェットは概ね問題なし、進む進まないは潮の問題もあり良く分から

なかったけど、疲れないと思った。

でもまあやっぱり最後の戻りは進まなかったね。とにかく耐える耐える。

そしてようやく浅瀬に来て陸の上がった。

 

3000m16分24秒。最後は結構バテたぁ。遅かったけど、あの潮の流

れの中で頑張った。それでもやはり距離泳いだ成果は有ったね。

 

陸に上がって、浜で水分を頂く。結構海水が口に入ってカラカラになってる。

そしてゆっくりと歩いて浜から脱出。ゴムマットが敷かれた通路へ。その途

中でウェットを脱いで手に持って走る。東急リゾートまで結構長い!!

 

ようやく中庭に出てシャワーで砂を落としてトランジションエリアへ走る。

途中のテントでバナナとアクエリを流し込む。

自分のゼッケンのラックへ到着。まずはヘルメットを外し、袋からバイクシ

ューズとゼッケンベルトを取り出して装着。靴下ももちろん履いた。

 

そしてウェットを白袋にしまい、ラックに戻してかける。バイクを下ろして

ようやくトランジションを出ていく。

外の白線を超えてからに気を付けてバイクへ飛び乗る。

サイコン始動、手首のガーミンも切り替え完了。さあバイクスタートだ!!

 

スイム(3000m・T1込み):1時間14分11秒【474位】

 

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