砂糖が原因の病気といえば

 


 

砂糖が直接の原因ではないけれど

摂取することが一因。

 

甘いもの食べると血糖値が

急上昇・急降下を起こす状態を

血糖値スパイクといいます。

 

ニューギニアの一部にしかなかった

サトウキビをプランテーションで増やし

精製して現在、世界中で食べている。

精製してある砂糖を食べるというのは

これまでの人類の歴史にはない。

 

だから血糖値が急激に上昇する

ということは非常に珍しい現象。

 

血糖値が上昇するとインシュリンがでる。

高血糖の状態は危険だから

昏睡を起こしてしまうから

インシュリンは血糖値を急降下させる。

 

だから下がり過ぎるので

上げ直すということで正常値に戻す。

 

血糖値をあげるホルモンはいくつでもある。

典型的なのはアドレナリン

怒ると血圧が高くなって動くことができる。

ノルアドレナリンもほぼ同じ作用。

 

寝るときのホルモン

メラトニン、セロトニン

血糖値があがると眠くなるので

眠るために血糖値をあげる。

 

成長ホルモン。

体が成長するためにはブドウ糖が必要。

これも血糖をあげる。

 

自然界においては血糖値が

高くなりすぎることはありえない。

 

低血糖を高血糖にする回路は

ホルモンも含めてたくさんある。

 

インシュリンで血糖値を下げ過ぎたら

これらのホルモンを使って上げ直す。

 

このとき副腎から

グルカゴンというホルモンがでて

グルカゴンを使ってホルモンを上げ直す。

 

グルカゴンというホルモンが出るとき

糖新生という現象を起こす。

 

これは筋肉や脂肪

人間の臓器や内臓脂肪を分解して

血糖を作るホルモン。

 

このグルカゴンがでると

肝臓にためてあるグリコーゲン

(ブドウ糖が長くつながっているもの)

の分解を抑制する。

 

いざという時の血糖値を作る

ブドウ糖は温存しておいて

体を壊すことでブドウ糖を作る。

 

これによって何が起こるか?

脂肪からはケトン

筋肉を分解するときはアンモニアを発生。

この2つは発がん性が高い。

 

ご飯とお菓子カロリーが同じでも

グルカゴンやコルチゾールの量が全然違う。

 

ご飯ではほとんどでないが

お菓子をちょこちょこ食べる人のほうが

発がんしやすくなる。

 

 

なんだか難しいはなしのような気がしますが

結局、何をどのように食べるか

シンプルに考えれば

自分のとる行動はおのずと決まってきますね。