恋愛感情
これが私の人生の中で、最も摩訶不思議と感じる感情。
高校2年生くらいまでは、私自身にも少しあったような気がしますが、それでも、「人に対して」というよりは、「恋に恋してる」というような状態の方が、強かったような気がします。
周りの「恋愛話」の仲間に入れるように、自分を無理矢理そこにもっていこうとして。
「好きな人が、いなきゃいけない」みたいな。
10代の頃なんて特に、「恋愛」していないと、周りから外れてしまうような気がして。
その感情を知りたくて。
「ちゃんと恋愛してるか」と、確認してくる友達とかもいたり。w
「恋愛できることが正常なことなんだ」と、ずっと思っていました。
でも、どうしてもすぐに冷めてしまうし、恋愛ソングとか重たくて聴いてられないし、なぜみんな恋愛にそこまで熱量を注げるのか、そこまで執着できるのか、本当に理解できなくて、でも理解してみたくて、気持ちを盛り上げよう、盛り上げよう、と、頑張ってきました。
今思ってみれば、何やってるの‥(笑)という感じですが、恋愛というのは、どうやら人間にとっての超重要事項らしい と見ていて感じていたので、私もそれをやってみたかったのです。
20代はずっと好きな人がいたけれど、告白して、フラれて、意外とショックでもなくて、また、恋やら、“自分の中に作り上げた理想的な何か”に恋してただけの自分に気づいて、「またこれかよ‥」と、思いました・・・
結局、私にはよくわからない領域でしたが、今、いつの間にかもう付き合って10年くらいになる彼氏がいて。
彼は、付き合った当初から、なんか空気みたいな、家族みたいな存在で。
恋愛感情のような熱い感情ではなく。笑
「熱い感情でなければならない」
と思っていた時は、何度も別れようとしたけど。w
空気のように軽く、さらっとしている。
結局それが、私にとっての心地良さだと気づいたら、彼のことが大好きになった。笑
私が本当に欲していたのは、熱い恋愛感情ではなく、家族愛みたいな、あったかくてのんびりしたものだったんだな
「これでいいんだ」と思えることは、本当に心地がいいね