初めまして、着付け師をしてます"はる"と申します。


まずは自己紹介をしつつ、着物との出会いについて書きたいと思います。 


現在アラフィフで三姉妹の母であり、末娘の成人式が間もなくの為、ほぼ子育ては終了。夫との老後が薄っすら見えてきている2023年の今です。



私が初めて着物と出逢ったのは、おそらく七歳の七五三だったと思います。厳密には三歳ですが、残念ながら記憶にございません。

その七歳の時ににはっきりと覚えているのは、「痛い!苦しい‼︎早く脱ぎたい‼︎‼︎」という苦痛の感情だけ。

笑顔なんてできるわけもなく、「着物なんて一生着ない!」と強く心に誓ったのも覚えております。


十年後、高校時代にアルバイトを許可する条件で、お給料から何か身につく習い事をするならOKという母。

当時、ネットやスマホもない時代にしては凄い行動力で勝手に決めてきた、母が勧めるお華(華道)を習い始めました。

いわゆる花嫁修行⁈(死語)


私はバイトがやりたい一心で、華道には興味もなく、心踊ることもないまま続けておりましたが、恒例行事の新年会では、最年少の私が毎年晴れ着を着て、花束プレゼンターという役目に。


母はその度に、着物を用意して二軒隣の美容院で着付けとヘアセットの予約をして送り出してくれました。

それを数年繰り返しているうちに…

「これを自分で着れたらカッコいい‼︎自分で着物を着たい‼︎」という気持ちになり、二十歳から4年間、母と2人で着付け教室に通ったのがきっかけ。

目的は自分で着られるようになりたい‼︎だけでした。


二十歳の成人式では勝手知ったる美容院でいつもようにやっていただきましたが、さすがに振袖ということもあり、いつも以上に豪華な帯結びに感動した反面、メイクやヘアスタイルがあまり気に入らなかったのを覚えております笑


その後、結婚、出産、育児という専業主婦人生のなか、七五三の行事以外、殆ど着物に触れることのない生活を送っていたある日、人づてに成人式の着付け仕事を紹介していただきました。

「着付けできるんでしょ?」の一言で師匠と初対面。昔取った杵柄程度のスキルを上げるべく、師匠がやっていた写真館で撮影用の着付けを学びました。

そして成人式だけは独り立ちして地元の美容師さんとタッグを組んで着付け師として最初にお仕事をしたのが2011年でした。


そこから12年間で経験した想いから、着崩れない、苦しくないのは当たり前。

"着心地良くて笑顔でいられる着付け"を目指して日々精進しております。


個人的な活動の他、普段は都内観光地にて某レンタル着物ショップに勤務しております。

着物に関する日々のあれこれを記録としてブログに残していけたらと思います。


最後までお読みいただきありがとうございました。