来週､5/24(水)の宇宙(そら)とつながる絵本自感は「和の情景」がテーマ。
今回、冒頭に朗読させて頂くのは
夏目漱石作の『草枕』です✨
【絵本 草枕〜KUSAMAKURA〜】
原作：夏目漱石／脚色：結城志帆／画：いとう良一
発行：Half way／出版所：㈱アーク・コミュニケーションズ
こちらの絵本は、夏目漱石誕生150周年を記念して
クラウドファンディングで制作されたもの。
「智に働けば角かどが立つ。情に棹さおさせば流される。意地を通せば窮屈だ。兎角とかくに人の世は住みにくい」
この冒頭の一文は、教科書にも掲載されていたこともあり、
聞き覚えのある方も多いのではないでしょうか♫
『草枕』は漱石自身が
「唯、一種の感じ一美しい感じが読者の頭に残りさえすれば良い」
と語っている作品なのだそうで
彩り豊かな春の温泉郷の情景描写や、
其処を訪れた若い画工の求める芸術美、
宿で出逢った捉え所のない女性のたおやかさなどなど・・・
どこを切り取っても、何とも言えない「美しさ」が漂っているような作品で
今回のテーマにぴったりだと感じ、選ばせて頂きました☺️
発行元へ朗読のための許可申請をしたところ、とても快く承諾して下さり✨
絵本の購入場所として早稲田の漱石山房記念館を教えて頂きました✨
（ありがとうございます！！）
お恥ずかしながら、こんなに素敵な場所が都内にあるとは知らずにおりまして💦
これは一度足を運んで置かなければと思い、早速、行って参りました😆
記念館はとても綺麗で、様々な資料の展示や再現された書斎が観れたり、図書室には関連書籍もたくさんあり、漱石先生とのフォトスポットもありました💕
CAFE SOSEKI カフェ・ソウセキが定休日だったのが残念！😭
裏の公園は「吾輩は猫である」のモデルになった飼い猫の墓標を復元した猫塚や
作品に出てくる様々な植物が植えてあり🌿🌸🌳
画工が隠れたボケの木もありました（笑）
漱石先生の生い立ちや経歴、
ご夫人やお弟子さんから語り伝えられるお人柄、
文学や芸術に対する真摯な姿勢や理想と想い・・・
知れば知るほどに作品の見方読み方が深まり、
イメージも膨らんでゆきました✨
私なりに、この作品をどこまで
表現できるかわかりませんが
聴いてくださった方にぜひ
"ある種の美しさ"を感じて頂けるよう
心を込めてお読みできたらと想います🥰
絵本『草枕』を朗読する
宇宙(そら)とつながる絵本自感は
多摩六都科学館
カフェ六都なおきち にて
5/24(水)14時〜開催です♫詳細はこちらをご覧下さいませ😉
漱石山房記念館は、漱石先生の終焉の地に建てられたそうで、
鏡子夫人が納棺の際には最後に仕立てたという大島紬を着せた、というお話があったので
私も一枚だけ持っている大島紬を着て伺いました💖
所々にお着物の描写も見られる『草枕』
読み聞かせ当日は、やはり銘仙でしょうか〜♫
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