嫌いになってもいいし、嫌われてもいい。

嫌われることって怖いですか？

怖いです。

私は怖いです。

嫌われることも

嫌うことも

とてもとても怖かったです。

今もやっぱり怖いといえば怖いかな。

どうかな？

自分というものが随分わかってきたつもりだけど

自分が思う自分なんてどこまでいっても主観でしかないのだから

私ってこうです！って言ったところで

相手にどう想われるかなんてわからないし

そもそもどう想うかはその人の自由。

嫌われたくないけど

嫌われるのは

もう仕方がないんだよね。

それが何か誤解からくるものなら
誤解を解きたい

そもそも合わないだけなのなら

違いを認め合いたい

歩み寄れるものなのか

それも許されないのか

傷つきたくないし

傷つけたくもないけど

私が私であることで

誰かが傷ついてしまうのだとしたら

それは私にはどうすることもできない

わたしにできることは

傷ついてもいいよ
嫌ってもいいよ
それでも大丈夫だよって
想いを贈ること。
相手へも、自分へも。

嫌われるのが怖いのは
存在自体を否定されてるように感じてしまうから

でも
誰かに嫌われたって
否定されたって
その人の価値は下がらないし
尊厳は変わらない

逆を言えば
誰かを嫌ってしまっても
否定してしまっても
それはおなじ。

みんなみんな
同じ価値が、尊厳があるのだから。

好き、嫌いは、自由に想っていい。

きっとそれは
食べ物とおんなじくらい自由。

わたし、ホワイトアスパラがどうしても食べられなくて
苦手なんだけど
だからってホワイトアスパラの存在は否定しないわけです。
好きな人がいてもいいし、いて当たり前だと思う。

絶対美味しいからたべてみて！
と強要されても困っちゃいますが・・・

だからといってその人を嫌いになるわけでもない。

「ごめん、それだけはどうしても無理なんです…」と伝えるだけ。

「なんだよ！こんなに美味しいのに、このわからずや！」とか
反対に好きなものを、「私が嫌いなんだから食べないでよ！」
と言われて去って行かれてしまったら
やっぱりどうにもならないけど・・・
その人にとってはそこがどうしても譲れないことだったりするのかな。

食べ物のことでそこまでなるケースは稀かもしれないけど

譲れないってポリシーだったりアイデンティティだったりするのだろうけど

そこに承認を求めたり、押し付けたりするのは

やっぱり自信の無さからくるのかなって想うわけです。

本当は自分がそれを大切にしてさえいれば

誰にどう言われても気にならないはずだし

そうかそうか、あなたはそう思うのねって

素直に違いも受け入れられるはずのものだと想うから。

そしてたとえ
嫌われても、離れていかれても
同じようにこちらが嫌いにならなくたっていいわけで
好きでいたかったら好きでいていいし

誰かに嫌われた自分を
ゆるしていい。

だから
わたしを嫌うあの人も
ゆるしていい。

嫌われることが怖いのは
嫌うことを
ゆるせていないからだね。

ゆるせないということは
にぎりしめていたいってことだね。

そのにぎりしめているものは
なんだろう

たぶんそれは
そのものへの『愛』なのかな。

つながっていたい、想いなのなか。

それも、持ってていいんだよ。
だから、しがみつくかなくても大丈夫だよ。
手を放してもなくならないから
安心して信じて見守ってあげたらいいよ。

あなたのよりどころはそこだけではないから