私個人の想い出のレースを振り返るだけの自己満足記事ですが、よろしければお付き合いください。
【第三回記事】
https://ameblo.jp/haru-ibis/entry-12856153756.html
第四回は
「近畿大会決勝」
2006年7月25日
第60回近畿高等学校選手権大会(3日間開催)
高校ラストイヤー。
府下大会で、初の表彰台、インターハイまで1秒を切りいよいよ、3年間の全てをぶつける舞台へと駒を進めました!!
会場は、和歌山県秋葉山プール(当時は屋外)近畿でもっとも気温が高くなってしまうプールの一つでした。
とにかく、色々な意味で熱かったです。
社会人になってからも、思い出深いプールになりましたが😁
さて、話は戻って。
私がインターハイに出場できる可能性がある種目は100m背泳ぎのみ!!
リレーでは厳しいことは分かっていましたし、200mもタイム的にかなり厳しかったので、100mに全てをかけました。
3年間指導をしてくださった先生は、何と!この大一番で午前中欠席!(笑)
行けても午後からとの事。
今なら、何故いなかったのか分かりますが、当時の欠席理由に関して、監督からは、「人生をかけた勝負をしたはるんや!」としか教えてもらえませんでした。
当時かなりお若い先生だったので、例のアレです。(教員採用試験)
だったんだと思います。
前日入りしていたので、試合当日の朝、電話がかかってきて、「頑張れよ」といた事だけ言ってくださいました。
私は「インターハイ決めて、決勝進んで待ってるんで、ゆっくり来てください。」と、イキリ倒して返答したのを覚えています。
そして、運命の一本。
100m背泳ぎ予選
1分01秒21【9位】
Best!!
インターハイ標準記録は突破できませんでした…
あぁ〜終わった。の表情…。
からのぉ〜?
9位で決勝に進出しました!!
初の近畿大会決勝です!!
顧問の先生が、京都から和歌山まで、160㎞で高速をぶっ飛ばしてきたそうな。
捕まれば普通に一発免停(笑)
真実は知りませんが…その気持ちがとても嬉しかったですね。
最近連絡とってないな、今度飲みに連れて行ってもらおう🤔笑
さて…いよいよ決勝!!
私の人生を左右すると言っても過言ではないレースがスタートします。
本当に熱かった。
京都で共に戦ってきたライバルたちが、そして仲間が、応援してくれていました。
先生方からもたくさん声をかけていただきました。
この舞台で泳げる事、高校生活最後の挑戦ができる事、この舞台に立たせてくれた、顧問の先生方。
様々な感情が入り混じりました。
そして…
私の夏は和歌山の地で幕を閉じました。
全て出し切った。
それでも届かなかった。
卒業の時に、直筆の手紙をいただきました。
そこには、こんな言葉が書かれていました。
「インターハイに行くのではなく、やる事をやっていれば、インターハイの方から迎えに来る。俺はそそう言った。お前はやる事はやっていた。しかし、迎えは来なかった。お前をインターハイに連れて行く事ができなかった、己の勉強不足を悔やんだ。すまなかった。お前にとっても辛い経験だっただろう。しかし、お前はそれを乗り越える強さを持っていた。俺たちを全国大会に連れて行ってくれた。誇りに思う。」
こんな事を言ってくれる指導者。
全国にどれくらいいますか?
インターハイに出場できなかったのは、私の実力と努力不足です。
監督は、この時点で、私と同じ水泳歴2年半。
教官室に、たくさんの水泳のメモがある事を私は知っていました。
監督は、本気とは何かを教えてくれた恩師です。
本当に、今でも感謝しています。
ありがとうございます。
インターハイには行けなかった。
だから、私は今も水泳をしています。
そして、今も元気に母校にいらっしゃること、指導者として一緒にお仕事をさせてもらえる事。本当に幸せです。
私の長〜い思い出話でした。
お付き合いありがとうございました。
ではまた👋