水泳の練習道具。

今や様々な物がありますが、その中で比較的ポピュラーな「フィン」「パドル」この道具の私が個人的に感じるメリット・デメリットを書いてみたいと思います。


それまでは、ちょくちょく道具を使った練習ができていたのですが、使用する場所を失ってしまったので、半年間ぐらい使用していませんでした。


久々に使ってみて、今までに感じた事のない感覚だったので、その感覚的な事を書き残しておこうと思います。


  ​フィン



メリット

①エネルギーを大きく使わずとも、スピードを高める事ができ、高いボディポジションでスイムトレーニングする事ができる。


②大きな負荷がかかるので、UWKなど、水中での出力でパフォーマンスを高められる。


③フィンの「しなり」を利用したdolphin kickのトレーニングに有効。


④kickトレーニングの負荷を、高めることに有効。


デメリット


①kickを打ち込まなくても、ある程度のスピードが出るので、フィンの「しなり」に頼りがちになり、足に頼ったkickになりがち。


②スピードを上げた練習をする際に、体幹ではなく、太ももから打ちがち。結果、フィンを外すと推進力が落ちる。


③大きな負荷がかかるので、足首のストレスが高まる。(故障の恐れ)


​まとめ


手っ取り早く、大きな負荷を作り出せるので万能な能力を発揮してくれるフィンですが、その分打ち方によっては、ストレスがかかる部分がピンポイントになり故障の原因になる。


また、長い距離で多様し過ぎると、kickの打ち込みに影響がある。



  ​パドル





メリット

①正しいキャッチ位置、ストロークの習得に有効。


②背中を中心として、大きな負荷がかけられる。


③水をとらえる意識がしやすい。



デメリット


①腕でなく、手で水をかいてしまう可能性がある。

(肘が落ちるストロークになる可能性がある)


②大きな負荷をかけれる反面、正しいストロークができていない場合、肩にストレスがかかりがち。(故障の原因になりうる)


③ キャッチ時にワンテンポのタメがあるため、スイムトレーニング時とのフォームが違う。(パドルの大きさにもよる)


​まとめ

持久練習やフォーム獲得に有効。

持久練習で扱う際は、肩へのストレスを考慮して使用するべき。

スイムに近い泳ぎを心がけるが、全く同じようには泳げない事を頭に入れておく必要がある。



道具を使うと、速いサークルにも対応できますし、負荷もかかりやすいので、練習自体はかなりできている感じにはなります。


しかし、その分頼りすぎると、細かいところがおざなりになってしまうのだと、久々に道具を使って感じました。


道具なしで泳いでいる時のイメージをそのまま道具を使っての泳ぎに移行できると、更に道具が効果的に力を発揮してくれる気がします。


「頼る」のではなく、「生かす」このイメージが大切なのだと感じました。



※メーカーや練習方法、また対象の年齢によって、使用目的や効果は変わると思いますので、あくまで私見です。