
(10月始めに花の文化園に咲いていたひまわりです。秋のひまわりはひっそりとしていますね)
「季語」はもともと室町時代の連歌から派生し主に京都の花鳥風月にかかわる言葉を対象にしたが、
江戸時代の俳諧隆盛と共に、関東地方の季節や生活にかかわる言葉を取り入れました。
明治5年に太陰暦が太陽暦に改まり、実際の季節とズレが生じましたが、
多くの俳人はそれを受け入れてきました。
しかし現代俳句協会の「現代俳句歳時記」では、
1年を春「3~5月」、夏「6~8月」、秋「9~11月」、冬「12月~2月」に再編成しました。
夏だった「鯉のぼり」を春に、秋だった「朝顔」や「スイカ」を夏に、
年中見かけるものなどを「無季」とする季語も採用しました。
若い人にも参入できるよう、生活感に合わせた季語を選ぶことが大切だと。
薫まどかさんを中心とする「月間ヘップバーン」活動では、
春に「義理チョコ」、夏に「五月病」、秋に「ダイアナ妃」、冬に「静電気」などを並べています。
しかし「日本伝統俳句協会」は、「歳時記に無季を入れるなんて浅はか。
季語には歴史がある。時とともに少しずつ変化するのは仕方ないが、
日和見的に買えると俳句がこわれてしまう」と批判しています。
季節が変更された主な季語(現代俳句協会)
春 「鯉のぼり」「立夏」「母の日」「初がつお」 ← 従来は夏
夏 「西瓜」「朝顔」「盆踊り」 ← 従来は秋
秋 「立冬」「ひいらぎのはな」 ← 従来は冬
冬 「流氷」「立春」 ← 従来は春
提唱されている新季語(月間ヘップバーン)
春 「クリオネ」「義理チョコ」「第二ボタン」
夏 「ダイエット」「山下達郎」「五月病」
秋 「ミルクティ」「ダイアナ妃」「日本シリーズ」
冬 「静電気」「ボジョレーヌーボー」「カウントダウン」
(この記事は新聞より抜粋しました)
確かに季語はわかりづらく、使いにくいですね。あ、私は俳句はしませんが(^^ゞ
時代とともに少しずつ変えていくのもいいんじゃないかな~と思います。
夏に山下達郎というのはおもしろいですね。TUBEのほうがいいような気もしますが。
Mameshiba ![]()