「最近、"大人の"、って銘打ったものが多いと思わない?」
「そうだね。昔はふりかけ位だったのに、確かによく見るかも知れない。」
「これは何故なんだろうと思わない?なんで"大人の"は増えたんだろう。どうして、"大人の"は最近の人を惹きつけるんだろうね。」
「・・・。例えば、不安の裏返し、とか。自分の年齢は字面だけみれば充分"大人"でなくてはならないと通念上思われているものに届いているのに、何処かで自分の幼稚性やイメージに至らない自分の本質に気付いて仕舞っている。けれど、それを認めたくない気持ちもやっぱり同時にあるから、"大人の"と銘打たれた商品に手を出して心の穴埋めをする・・・とか。考えすぎ、かな。」
「かもね。でも僕にはそういう所あるな。意を得ている部分があったよ。」
「あぁ、あとは単純に、ふりかけの延長線上。背伸びしたい感覚って、年を取ったって変わらないじゃない?いずれにしても、みんなもっと大人になりたいんだろうね。あ、ところで今交換が来たってよ。下に届いたって。これでコピー機復活だ。」
「お、トナーの交換!助かった、これで午後の会議資料、間に合うよ。」

何を書いているんだか。