先にFacebookにアップしたので
その後が気になっている方もいるかと思いますので
行き倒れになっていたツバメのその後についてご報告をーー。

最初、散歩途中にこのヒナを見つけた時は、
「てっきり死んでいるもの」と思っていたのです。
道端でうずくまっていたままピクリともしなかったのですから。
せめてどこかに埋めてやろうと、拾い上げたら
いきなり飛び立って逃げたので、大丈夫かなと思ったら…。
すぐに失速し、草むらに突っ込んだまま
また動かなくなってしまった。
一瞬、悩みましたね~。
だって、野生動物保護法ってのがあって、
野鳥は飼ってはいけないことになってるからね。
前も、カモのヒナを保護した事があって
役所やその筋の施設に電話しまくったところ
「迷子のヒナを連れて帰る行為は誘拐に等しい」
とお叱りを受けた過去があったのです。
とはいえ、このまま放っておけば
捕食されるにしろ、雨に当たって衰弱死するにしろ
命を落とすのは確実だな
と思うと放っては帰れなかったのよ。
で、ネットで調べて応急処置を施しました。
まずは保温。
うちのコトリも必ずそうしますが、鳥は体温が高いので
具合が悪いときはまず保温します。
そして、5%のブドウ糖溶液を…与えます。
とはいえ、素直に口を開けてくれるはずもなく
くちばしの隙間にスポイトで垂らし
少しずつ与えます。
そうこうしているうちに
口を開けて餌をねだる仕草をしたので
ゆで卵をすりつぶして欲しがるだけ口に入れてやりました。
調べて解った事ですが
ツバメって飛ぶ虫が主食なんですよね。
なので、餌も飛びながら捕まえて食べる訳です。
大きな虫などは、一度捕らえてから
くちばしから放したりくわえたりしながら
飲み込みやすいように噛み砕くらしいんです
しかも、そういったことを飛びながらやるんですと。
そら、どうやっても私には無理なので
緊急時にはゆで卵をペースト状にして与えてもよい
とあったのを信じて、口の中にそーっと押し込みました。
その日は、そうやってゆで卵を食べただけで
あとは、プラケース(食パンケース)の中でひたすら眠ってました。
温度計を枕替わりにしてーー。
祈るような気持ちで迎えた次の日。
幸いにも少し動くようになった!
で、困ったのが餌。
もう卵はいらんとばかりに(口を開けてくれない)。
ユスリカとかも捕まえて与えてはみたものの
口をガンとして開けないので
仕方なく、すり餌を買って与えてみた。
本来は捕まえて(保定といいます)、
むりくり口を開けさせて餌を流し込むんだけども、
捕まえると益々口を閉ざしてしまうばかり。
うちのコトリも投薬の際に保定すると
かなり嫌がるけど、まだこの仔に比べたらエエ子や。
ちゃんと薬飲んでくれるもんな。

でも、このままだとせっかく助けたのに
餓死しちゃうよなぁと一計を案じた私。
苦し紛れに、こんなやり方で餌を食べさせることに…。
なんとか手に乗るようになっていたので
手に乗せたまま、反対側の指先に少し餌を塗り付け
ヒナの後ろからそ~っとその指をまわし、
くちばしを挟んで隙間からムニュっと餌を押し込んでやったのです。
あくまでもそーっとですよ。
力任せにやると嫌がりますからね。
根気よくムニュムニュしていたら、
時々くちばしの隙間についた餌を
モゴモゴしながら舐めてくれるようになり、
それにともなって糞も出るようになったので、一安心。
明日あたり、放してやれるかもと思ったものです。

実は、前日少し元気になったので
一度保護した場所に連れて行ったのですが
飛び立ったまでは良かったものの
着地したままうずくまってしまったので
まだ飛べるほどの体力は戻っていないと判断。
やむなく連れて帰りました。
その時、必死で呼び鳴きをしていたんですわ。
ツイーツイーって。
なので、この仔にツイーちゃんと名付け
再び元気になるまでお世話をすることにしました。
一度放してやった時に、呼び鳴きに応えるように
二羽の家族らしきツバメがツイーちゃんの側に飛んで来たのを
見て「あぁ、一緒に越冬地に帰りたいんやなぁ」と
そう思うと、不憫で。何とかしてやりたいと。
そんな思いが通じたのか
部屋の中で滑空するまでに回復しました。
相変わらず餌はまともに食べてくれないけどね。
鳥って、痩せてくると胸骨が目立って
胸が尖ったような感じになりますが、ツイーちゃんはまさにそんな状態。
しかも、飛びはじめてわかったのが
左に比べ、右の羽がうまく動かせていないこと。
骨折しているようではないんだけど
なんか不自由そうに右の羽を動かすので
これは素人の自分では限界だと判断し
獣医に診せることに。
かかりつけの獣医さんに連れて行くと
「野鳥は診れない規則なので」と岡山県鳥獣保護センター
に行くよう勧められたのでした。
ココ、池田動物園のすぐ近くにある施設で
傷ついて動けなくなった野生動物や野鳥を
一時的に保護して野生に戻す活動をしているそう。
ふと思ったんだけど、ツイーちゃんは
巣の中で育つ時に、何らかの理由で羽を痛めてしまったのかも。
もしかしたら、そのせいで上手に飛べなかったじゃないだろうか?
ツイーちゃんは、たぶん巣立って間もないヒナ。
で、そういうヒナって餌を捕るのがヘタなので
親が餌を時々与えに来るんだけど
ちゃんと飛ぶことができないと(高いところに行けないと)
親も捕食される危険があるので餌を与えることはしないだろう。
ましてや、長い越冬地までの旅に絶えられないような
か弱いヒナに餌をやるより
長旅に絶えうる強いヒナを育てる方が効率もいい。
自分の遺伝子を確実に伝えるために野生動物は
常にそういう厳しい選択をしているのだし。
育ちの悪いヒナは兄弟の手によって、
時に巣から落とされることもある厳しい世界なのだ。
もしかしたら、羽に不具合があるせいで
ツイーちゃんは親に見放されてしまったのかも…。

この仔を預ける手続きをする間に、
そんな事をふと思ったのでした。
でも、家族は呼びかけに応えて飛んで来たから
まだ見捨ててはいないよね~。
そう信じて、再びこの仔が青空を飛んで
越冬地に飛び立つのを願いつつ
専門家にツイーちゃんを委ねて帰ったのです。
調べてみるとツバメの平均寿命は1年半だそうで
その一生の間に渡りができるのはせいぜい2~3回。
そもそも渡りの季節まで生き残るヒナが13%ぐらいなので
おそらく二度とこの仔に合うことはないでしょう。
でも、もし再び来年この場所に無事帰ってこれたら
また会いたいものです。
しっぽに水玉模様のあるツバメ、ツイーちゃん元気で!
その後が気になっている方もいるかと思いますので
行き倒れになっていたツバメのその後についてご報告をーー。

最初、散歩途中にこのヒナを見つけた時は、
「てっきり死んでいるもの」と思っていたのです。
道端でうずくまっていたままピクリともしなかったのですから。
せめてどこかに埋めてやろうと、拾い上げたら
いきなり飛び立って逃げたので、大丈夫かなと思ったら…。
すぐに失速し、草むらに突っ込んだまま
また動かなくなってしまった。
一瞬、悩みましたね~。
だって、野生動物保護法ってのがあって、
野鳥は飼ってはいけないことになってるからね。
前も、カモのヒナを保護した事があって
役所やその筋の施設に電話しまくったところ
「迷子のヒナを連れて帰る行為は誘拐に等しい」
とお叱りを受けた過去があったのです。
とはいえ、このまま放っておけば
捕食されるにしろ、雨に当たって衰弱死するにしろ
命を落とすのは確実だな
と思うと放っては帰れなかったのよ。
で、ネットで調べて応急処置を施しました。
まずは保温。
うちのコトリも必ずそうしますが、鳥は体温が高いので
具合が悪いときはまず保温します。
そして、5%のブドウ糖溶液を…与えます。
とはいえ、素直に口を開けてくれるはずもなく
くちばしの隙間にスポイトで垂らし
少しずつ与えます。
そうこうしているうちに
口を開けて餌をねだる仕草をしたので
ゆで卵をすりつぶして欲しがるだけ口に入れてやりました。
調べて解った事ですが
ツバメって飛ぶ虫が主食なんですよね。
なので、餌も飛びながら捕まえて食べる訳です。
大きな虫などは、一度捕らえてから
くちばしから放したりくわえたりしながら
飲み込みやすいように噛み砕くらしいんです
しかも、そういったことを飛びながらやるんですと。
そら、どうやっても私には無理なので
緊急時にはゆで卵をペースト状にして与えてもよい
とあったのを信じて、口の中にそーっと押し込みました。
その日は、そうやってゆで卵を食べただけで
あとは、プラケース(食パンケース)の中でひたすら眠ってました。
温度計を枕替わりにしてーー。
祈るような気持ちで迎えた次の日。
幸いにも少し動くようになった!
で、困ったのが餌。
もう卵はいらんとばかりに(口を開けてくれない)。
ユスリカとかも捕まえて与えてはみたものの
口をガンとして開けないので
仕方なく、すり餌を買って与えてみた。
本来は捕まえて(保定といいます)、
むりくり口を開けさせて餌を流し込むんだけども、
捕まえると益々口を閉ざしてしまうばかり。
うちのコトリも投薬の際に保定すると
かなり嫌がるけど、まだこの仔に比べたらエエ子や。
ちゃんと薬飲んでくれるもんな。

でも、このままだとせっかく助けたのに
餓死しちゃうよなぁと一計を案じた私。
苦し紛れに、こんなやり方で餌を食べさせることに…。
なんとか手に乗るようになっていたので
手に乗せたまま、反対側の指先に少し餌を塗り付け
ヒナの後ろからそ~っとその指をまわし、
くちばしを挟んで隙間からムニュっと餌を押し込んでやったのです。
あくまでもそーっとですよ。
力任せにやると嫌がりますからね。
根気よくムニュムニュしていたら、
時々くちばしの隙間についた餌を
モゴモゴしながら舐めてくれるようになり、
それにともなって糞も出るようになったので、一安心。
明日あたり、放してやれるかもと思ったものです。

実は、前日少し元気になったので
一度保護した場所に連れて行ったのですが
飛び立ったまでは良かったものの
着地したままうずくまってしまったので
まだ飛べるほどの体力は戻っていないと判断。
やむなく連れて帰りました。
その時、必死で呼び鳴きをしていたんですわ。
ツイーツイーって。
なので、この仔にツイーちゃんと名付け
再び元気になるまでお世話をすることにしました。
一度放してやった時に、呼び鳴きに応えるように
二羽の家族らしきツバメがツイーちゃんの側に飛んで来たのを
見て「あぁ、一緒に越冬地に帰りたいんやなぁ」と
そう思うと、不憫で。何とかしてやりたいと。
そんな思いが通じたのか
部屋の中で滑空するまでに回復しました。
相変わらず餌はまともに食べてくれないけどね。
鳥って、痩せてくると胸骨が目立って
胸が尖ったような感じになりますが、ツイーちゃんはまさにそんな状態。
しかも、飛びはじめてわかったのが
左に比べ、右の羽がうまく動かせていないこと。
骨折しているようではないんだけど
なんか不自由そうに右の羽を動かすので
これは素人の自分では限界だと判断し
獣医に診せることに。
かかりつけの獣医さんに連れて行くと
「野鳥は診れない規則なので」と岡山県鳥獣保護センター
に行くよう勧められたのでした。
ココ、池田動物園のすぐ近くにある施設で
傷ついて動けなくなった野生動物や野鳥を
一時的に保護して野生に戻す活動をしているそう。
ふと思ったんだけど、ツイーちゃんは
巣の中で育つ時に、何らかの理由で羽を痛めてしまったのかも。
もしかしたら、そのせいで上手に飛べなかったじゃないだろうか?
ツイーちゃんは、たぶん巣立って間もないヒナ。
で、そういうヒナって餌を捕るのがヘタなので
親が餌を時々与えに来るんだけど
ちゃんと飛ぶことができないと(高いところに行けないと)
親も捕食される危険があるので餌を与えることはしないだろう。
ましてや、長い越冬地までの旅に絶えられないような
か弱いヒナに餌をやるより
長旅に絶えうる強いヒナを育てる方が効率もいい。
自分の遺伝子を確実に伝えるために野生動物は
常にそういう厳しい選択をしているのだし。
育ちの悪いヒナは兄弟の手によって、
時に巣から落とされることもある厳しい世界なのだ。
もしかしたら、羽に不具合があるせいで
ツイーちゃんは親に見放されてしまったのかも…。

この仔を預ける手続きをする間に、
そんな事をふと思ったのでした。
でも、家族は呼びかけに応えて飛んで来たから
まだ見捨ててはいないよね~。
そう信じて、再びこの仔が青空を飛んで
越冬地に飛び立つのを願いつつ
専門家にツイーちゃんを委ねて帰ったのです。
調べてみるとツバメの平均寿命は1年半だそうで
その一生の間に渡りができるのはせいぜい2~3回。
そもそも渡りの季節まで生き残るヒナが13%ぐらいなので
おそらく二度とこの仔に合うことはないでしょう。
でも、もし再び来年この場所に無事帰ってこれたら
また会いたいものです。
しっぽに水玉模様のあるツバメ、ツイーちゃん元気で!

