丘の上のあの場所。 子供の頃に望んで、 だけど仲間に入れてもらえなかった。 丘の上のあの明るい場所には。 そよ風に頰を撫でられながら 日差しに輝く君と対等に踊りたかった。 君の友達の友達にもなりたかった。 誰にも馬鹿にされたくなかったんだ、 お天道様の下で皆と輪になり笑いたかった。 決して迎え入れてもらえないあの場所を、 どぶ臭き地下なお夢見る牙折れた老いた鬼は。