何のことはない。単に実力に相応しくない好成績が偶然続いていただけみたいだ。一回のseason結果だけなら、まぁ偶には不調なseasonもあるさと自分に言い訳もできた。しかし毎回続くと、これが自分の実力と認めざるを得ない。失われたのが十年までなら、そのうち日本も本来の輝きを取り戻すだろうと希望も抱けた。しかし三十年以上の歳月が流れて、益々国力が衰退してゆく現状を目の当たりにすれば、これが本来の日本の実力。バブルの頃が身の丈に合わない金メッキの時代に過ぎなかった。しらじらと今はそう認めざるを得ないようにだ。
たかがゲームの個人的な実力を国家レベルの興亡に重ねてしまい、我ながらなので話を戻す。
いずれにせよ、これが自分の本来の実力。いや、あるいはこれもまだ分不相応なのかもしれない。今後トレーナーのレベルが更に上がって行けば、そのうち勝ち越して終えることもできなくなるかも。今はそんな弱気が先立つようになっている。
要はここ最近、他のトレーナーのテクニックが飛躍的に上がり、その底上げに付いてゆけていないのだ。ここ数シーズンの低迷は考えるまでもなくそれに尽きる。以前なら簡単に勝てていたタイプ相性のよい構成が、ここ最近は相手のテクニックに翻弄されて逆転負けを喫してしまう。そういう試合が頻繁に発生するようになった。スペシャルアタック打つ絶妙のタイミングで、そのスペシャルアタックがあまり効かないポケモンへの交代。それでシールド一枚稼がれてしまう。あと一歩で倒せるという間際での、スペシャルアタックのチャージを満タンにしての交代。そして再登場してすぐそれを打っての大逆転。あるいは後一撃で倒れるというポケモンを取っておき、スペシャルアタックをこちらが打つタイミングでシールド代わりに使う。それらタイミングを見計らう間合いも鮮やか。敵ながら天晴れと舌を巻かざるを得ない。そういう試合巧者が黎明期より圧倒的に増えたのだ。こちらのポケモンの構成を見抜いて戦略を立てている対戦相手も明らかに増えて、ある程度レーティングが上がると小憎らしいそういう連中に翻弄されて、瞬く間に成績を下げてしまう。最近そんな展開ばかり。どうにも悔しい。相手のテクニックを賞賛しつつも、やはり負けるのは悔しい。
以前から、自分はどうもテクニックを上手く身につけることが出来ない、と己の鈍臭さを自覚はしていた。それならそれでポケモンの個体値を厳選。更には構成を練りに練れば、ある程度のテクニック不足は補えて、一定の成績をキープできると高をくくっていた。しかしまさかここまで飛躍的にテクニックが底上げされるとは。何とかタイプ相性を覚えた程度では到底太刀打ちできないレベルに達している。それなら更なる精進で自分もテクニックを身につけるべきだろうが、いかんせん、既にそこまでの根気が湧かない。もう少し遊んでみるが、今後益々勝てなくなってゆけば、すっかりやる気を失い完全にゲームから撤退する可能性も出てきたかも。まぁポケモンGOの場合バトルリーグ以外にも楽しみはあるから、別にそれはそれで構わないが。
今回もこの最終成績じゃMVPを上げる気にもならない。と言いたいところだが、敢えて上げるとすればスーパーリーグのデンチュラ。前々から育成済みだったが、打たれ弱さを敬遠して使用頻度が低かったポケモン。しかしスペシャルアタックを打つスピードが実に早いのが魅力。マリルリやブラッキーといった打たれ強いポケモンと組ませて、シールドをデンチュラにすべて与える形で戦術組むと意外に面白い展開に持ち込める。相手の攻撃力を確実に削ぐ「とびかかる」で翻弄して、マリルリやブラッキーに繋ぐことが出来るからだ。今使用しているデンチュラがスーパーリーグでは最も理想的な個体値であることにも気づいたし、今seasonのスーパーリーグもよほど負けが込まない限りデンチュラにこだわってみたい。
だけどストレスばかり溜まるようになったら、そろそろ撤退も本気で考えた方がよいのかもしれないよね。