最後に温泉で締められた赤目四十八滝散策。 | 春田蘭丸のブログ

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願わくは角のとれた石として億万年を過ごしたい。

 事前のインターネット情報で、赤目四十八滝近辺にも日帰り利用できる温泉があることはチェックしていた。
 散策後に現地の温泉を利用できるといいなって漠然と思い、まぁ一応ということでタオルと着替えの下着をリュックサックに突っ込んではおいた。しかし温泉は今回、ちと難しかろうとも思っていた。あくまでも散策がメイン。温泉は時間が余ったらの二の次。今回は散策に時間を取られて、泊まりなら兎も角、日帰りで温泉利用はさすがに難しかろうと。
 一応リュックサックに突っ込んだものの、まぁ無駄な荷物として終わるのだろうなと。
 それが早めに出立したのが功を奏したか、一通りの散策を終えたその後、ひとっ風呂浴びるに十分な時間が残っていた。これは嬉しい誤算だ。しかも温泉地ではないからとあまり期待せず利用したら、これが思いのほか良かった。さすがに西浦温泉のように目の前が海という絶景ではなかったものの、露天風呂は辺りが開けていて見晴らしが良く、樹木が生い茂って壁と化していた先日の湯の山温泉より遥かに心地よい。更には内湯も今回は充実していて、打たせ湯に泡風呂も堪能できた。三泊四日の連続勤務を経て、この日の歩きに歩いた一日。流石に疲れた身体を温泉が癒してくれた。温泉を利用したホテルのロビーで風呂上がりに飲んだ缶チューハイ。心から一息つけたって感じだった。
 今回の秋の散策。もちろん温泉を利用しなくても充実したものではあった。しかし最後の締めに温泉に浸かれて、更に良きものとして印象が深まった気はする。前回の湯の山温泉は時間に追われて若干温泉利用が慌ただしくなってしまったが、今回はあらかた散策を終えて、慌ただしくなく、ゆっくり寛げたのもよかった。
 だが散策の終わりに温泉を利用したくなるとは……要するにそれだけ歳とったということなのかな。
 着替えとタオルが無駄な荷物にならなかったこともよかった。