それでも嬉しいことに違いない。大満足の結果だ。
スーパーリーグの先鋒マリルリ、中堅ファイアロー、後方ラグラージという構成も、そこそこ上手く機能したが、更に手応えを感じたのがハイパーリーグこの構成。
しかし絶対的エースはやはりファイアローだ。不利だった展開を最後ファイアローで逆転に結びつける勝ち方が、今回とても多かった。ニトロチャージを打ち重ねて相手を焼き尽くすとか。ぎりHPを残してブレイブバードで一気に大逆転とか。勿論それはカタルシスここに極まる最高の勝ち方だ。個体値ほぼ満点のファイアローを敢えてMAXまで育成せず、最高の相棒に仕上げてCPブースト掛けて起用している。或いはMAXまで育成した個体値満点のファイアローより優れているかもしれない。その分、同じくCPブーストを掛けないと最高の状態で起用できないブラッキーと両立させられないのは、ちと残念ではあるが。ファイアローとブラッキーは相性かなり良い気がするので尚更だ。しかしブラッキーを活かす為に最高の状態に仕上がったファイアローを敢えて一段下げる気には到底なれない。今後も当分ハイパーリーグのエースとして君臨してくれそうだからだ。
という次第で今期シーズン10のMVPはマスターリーグのファイアロー。文句なし。ニトロチャージを打つかブレイブバードか、相手との駆け引きもスリリングで、起用して純粋に楽しくもある。余程のことがない限り、今後もハイパーリーグでファイアローは外せないだろう。
最も同じハイパーリーグで、一時期かなり高い勝率を稼いでくれた先鋒ギャラドス、中堅アローラベトベトン、後方ギラティナの構成が、ある日を境に急に勝てなくなったように、いつしかファイアローが上手く機能しなくなる日も来るかもしれない。その時、苦労して育成したのに全く使い道がなく今は眠っているポケモンが、代わりに活躍するようになるかもしれない。例えば今だとフリーザとか。
その為にも、活躍させる機会が今はなさそうなポケモンも、個体値が高くバトルリーグ向きのポケモンはせっせと育成に励むとしよう。要は多様性がポケモンGOの世界も可能性に結びつくのだ。
だけどあれほど重宝していたギャラドスとアローラベトベトンとギラティナを、考えてみれば今は一体も起用していないとは……ポケモンGOの世界の諸行無常感も味わい深くある。